雪印ビーンスタークコラボ企画(3)昇進や結婚、妊娠など将来のために…今から備えておきたい栄養素
昇進や転職、結婚、妊娠などさまざまなイベントが待ちかまえる女性のライフプラン。5年後、10年後を考えたとき、今から備えておきたいものは何ですか?お金や環境など人それぞれ色々あると思いますが、いちばんの自分の資本は健康ではないでしょうか。健康が損なわれてしまっては、元も子もありません。
そこで雪印ビーンスタークさんとのコラボ企画第三弾となる今回は、将来のために今から備えておきたい栄養素のお話を管理栄養士の齋藤ゆかりさんにうかがいました。
──まず20代、30代の若いうちからとっておいてほしい栄養素って何ですか?
齋藤さん:やっぱり骨や歯を形成する「カルシウム」ですね。骨密度は20代から40代までにピークを迎え、その後は減っていく一方。だから、いかに20代30代の若いうちから基礎となる骨密度を高くしておくかということが大切。この基礎となる骨密度の値が低いと、そのまま40代を過ぎてさらに低下してしまうので、結果的に骨粗しょう症の予備軍になりやすくなります。
また骨密度に加え、骨の再生能力も加齢とともに低下していきます。若いうちは固定しておけば直った骨折でも、高齢になると治りが遅くなるんです。軽い骨折でも生活に支障をきたしてしまい、60~70代で寝たきりになってしまうケースも少なくありません。そういったリスクを避けるためにも今のうちからとっておいてほしいですね。
カルシウムは、毎日のお食事や牛乳を飲むことでバランス良くとっていただくのが理想ですが、仕事が忙しいと気が回らないこともありますよね。そういうときは、飲み物やお料理にサッととけるスティック型の「ミルクからのカルシウム」、お菓子感覚で食べられる「カルシウムタブレット」など簡単なサプリメントで継続してとってもらえればと思います。
スティック1本で1日に必要なカルシウムの半分(※)がとれる!
『ミルクからのカルシウム』
※栄養素等表示基準値の半分、スティック1本あたり350mg
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2粒でカルシウム、鉄、8種のビタミンがとれるいちごヨーグルト風味のタブレット
『毎日カルシウム+鉄』
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──カルシウムをきちんと吸収・蓄積するにはどうすればいいのでしょう?
齋藤さん:「適度な運動」と「ビタミンD」が必要です。今の若い方は運動をしっかりやっている方とまったくしていない方で二極化していて、この差は大きいと思います。まったくしていない方は、まずはウォーキングなど1日30分ほどでいいので運動することがポイントです。
あと骨の栄養に大切な「ビタミンD」をとること。キノコ類やお魚など食品で補うのも良いのですが、実は「ビタミンD」は日光浴をすることによって体内で生成されるんです。今の若い女性は美白ブームで強い日焼け止めを塗ったり、紫外線を徹底的に避ける傾向があって「ビタミンD」が十分に生成されていないという研究結果があります。1日10~15分だけでもいいので、日の光を浴びる機会をつくってほしいですね。
──ほかにも女性のライフイベントで大切な栄養素って何でしょうか?
齋藤さん:特に女性のからだや健康が直接影響してくるのが妊娠ですよね。妊娠を考えるなら今から「葉酸」「亜鉛」のふたつをとっておくことがとても大切です。「葉酸」は、赤ちゃんの神経管の形成などを助ける大事な働きを持つ栄養素。多くの女性は妊娠がわかってから積極的に摂取しはじめるのですが、それでは遅いんです。
「葉酸」は普通の食品からはとりにくく、諸外国に比べても日本は葉酸不足が顕著。葉酸不足による「二分脊椎症」という赤ちゃんの障害が増加傾向にあります。そのため、平成17年度から厚生労働省も食品に加えて健康食品等から400μg(マイクログラム)取るようにと促しているんです。諸外国では「葉酸」は若いうちから、それこそ高校生のうちからとるよう推奨しています。
1粒で葉酸、鉄、ビタミンB群がとれるレモン味タブレット
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1粒で葉酸、カルシウム、6種のビタミンがとれるぶどう風味のタブレット
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「亜鉛」は細胞の成長や分化に関わる重要なミネラル。こちらもなかなか食品からはとりにくく、さらに吸収されにいため、不足しがちです。「亜鉛」も「葉酸」と同じく栄養補助食品を利用しながら、しっかりととっておきましょう。
【まとめ】
雪印ビーンスタークによると母乳研究を始めた60年前と今では女性の母乳成分が変化しており、栄養のとり方も変わってきているそう。成人して社会に出ると自分のからだに栄養が足りているかどうかなんて考える機会は少ないのではないでしょうか。それこそ病気や怪我をしたり、体調不良で異常が出てから、自分の健康やからだの大切さに気づくことも…。そんな後悔をしないためにも、きちんと前回までの栄養素のお話も振り返りつつ、これからのために生活習慣を見直してみましょう。
■続きはこちら
雪印ビーンスタークコラボ企画(4)管理栄養士が女子ツク!編集部員の食生活をチェック!
■これまでのお話
第一弾:雪印ビーンスタークコラボ企画(1)1日3食でも働きざかりの女性は栄養不足!?
第二弾:雪印ビーンスタークコラボ企画(2)働き女子のためのコンビニメニュー栄養チョイ足し術
【お話を伺った人】
齋藤ゆかり/管理栄養士、ワインアドバイザー
十文字女子短期大学 食物栄養学科卒業。1992年に雪印乳業株式会社育児品事業部に入社。2003年に第1子を出産し、2007年に第2子が誕生。二児の母親であり、管理栄養士として、妊婦や子育て中の母親たちに食事や栄養のアドバイスを行なってきた。現在は雪印ビーンスタークが運営する子育てサイト「まめコミ」にて子育てエッセイを執筆中。