ホントの日本は休み過ぎ?祝日のない6月を前向きにとらえるには
祝日のない週よりお休みがたった1日増えるだけなのに、祝日があるだけでその週はがんばれたりしますよね。しかし6月は唯一祝日がない月…。ゴールデンウィークはおわっちゃったし、7月の海の日まではまだまだ遠い、と肩を落としている方も多いのではないでしょうか。「やっぱり日本人は働きすぎなんじゃないの?」なんて思うこともしばしば…。そこで、日本が世界に比べてどのくらい働いているのかわかる、世界の祝日と有給消化率をご紹介します。
実は日本は世界3位?
実は、日本の年間祝日数は世界で3位なのをご存知ですか?世界一多い国はコロンビアとインド(18日)、次にタイとレバノンと韓国(16日)、そして日本やアルゼンチン、チリ、フィンランド(15日)と続きます。ちなみに最も少ない国はメキシコで、なんと祝日が7日しかないそうです。祝日がある月は、1月2月3月5月9月11月12月。ということは、6月から8月の3ヶ月間は祝日が一切ない…考えただけでも恐ろしいですよね。これを知ったら「あれ…?私たち、意外と休んでるんじゃないの…?」なんて気持ちになったりしませんか?メキシコの人に比べたら6月の1ヶ月くらいなんてことありません!みっちり働きましょう。
気になる有給消化率は?
一方、有給消化率はどうなってるのかというと、日本は50%でなんと最下位…ちなみに1位はブラジル、フランス、スペイン、オーストラリアで100%なので、日本は1位の国に比べて半分の消化率になってしまっています。しかし、休み不足を感じている人は34%と少なめ。日本人は有給を長期で取る人はあまりおらず、こまめに取る傾向があるそうです。そういった面が、休み不足を感じにくい環境につながっているのかもしれませんね。「祝日がなくてキツイ」という人は、”有給の日”をつくって、6月に消化してしまうのもアリかもしれません。
天気が悪い休日は、インドアでインプットしよう。
疲れているからだを休めるためにゆっくりと過ごすのは良いことですが、一日中寝て過ごす…なんてことは、せっかくの休日がもったいないですよね。かと言って、天気の悪いときは外出する気が起きないのも事実…。実はこういった時間も、リラックスしながらお仕事に活用することができるんです。読書をして知識を増やしたり、映画を鑑賞して感性を豊かにしたり、その方法はさまざま。今日一日何してたっけ、なんて時間はなくして充実した時間にしましょう。
【まとめ】
6月は祝日がないからがんばれない…とマイナスにならずに「日本は祝日世界第3位!6月くらいしっかり働こう」と前向きに捉えたら、お仕事への感じ方や取り組み方が良い方に変わるのではないでしょうか。また、家の中でだらだらと過ごしがちな雨の日は、何か自分のためになることはないかと考えながら過ごしてみると良いかもしれませんね。ちなみに、以前までは祝日の他にも祭日がありました。皇室で儀式や祭典が行われる日のことを祭日と呼び、祝日の他にもお休みをもらっていたそう。今では「国民の祝日に関する法律」ができたため、この祭日は廃止され”祝日”だけになりました。