5人に1人がパラレルキャリア!?若手女性大注目・新しい働き方『複業』のススメ

5人に1人がパラレルキャリア!?若手女性大注目・新しい働き方『複業』のススメ

働く女性

本業が空いた時間を利用して働く”副業”。当初こそあまり認められていなかったこの働き方も、最近では珍しくなくなってきました。しかし、”副業”以上に広がっていきそうな働き方があるのをご存知ですか?それは、本業を複数持ち、ひとつのビジネスに依存しない”複業”です。So-net(ソネット)が20~50代の男女2500名を対象に行った『パラレルワークに関する実態調査』では、なんと5人に1人が複業をしていることがわかりました。その中でも、20代女性のパラレルワーカーの推移を見ると、働き方改革関連法の公布(2018年7月)から”複業”を始めた人が約7割もいることが判明。そこで今回は”複業”のメリットと注意点を調査してきました。

メリット1:実は平均労働時間が少ない

「1週間あたりの平均労働時間」を質問したところ、パラレルワーカーは専業ワーカーと比べて約6時間も短いことが判明。月にすると、なんと24時間も短縮できる計算です。人気の複業では、ライター・作家や投資家、Web制作、システムエンジニア、デザイナー、イラストレーターなどインターネットを駆使した業務が挙がったそう。自らのペースで、効率良く働ける業種であることも平均労働時間が少ない理由のひとつかもしれません。

メリット2:好きなことができる/得意なスキルが活かせる

パラレルワーカーが”複業”を選んでいる理由として「好きなことができる」「得意なスキルが活かせる」といった点が多く挙げられたそう。「好きなこと」を学びながら、または「得意なスキル」を伸ばしながら働ける点は、働きがいを求める方が多い現代にとって、大きな魅力になっていると思います。ひとつは得意なスキルを活かせる職業(現在の職種)、もうひとつは挑戦として好きなことを仕事にするというのも、理想のキャリアを叶えるためのひとつの手でしょう。

メリット3:収入が増える/市場価値を高められる

複数の会社で効率良く働ける分、収入も増えます。また”複業”を通して知見を深められたり、業務領域を広げられるためスキルアップも可能です。自らの市場価値を高めることができるでしょう。収入面に加え、キャリアの可能性が広がる点が若い女性大注目のポイントなのかもしれませんね。

もちろん注意点も・・・

時計を操る男性

複数の仕事を同時並行すると、どうしてもスケジュールを詰め込みがちになります。当然すべて本業扱いのため、状況に応じて仕事の優先順位を変更する必要もあるでしょう。自分でスケジュールを調整できる柔軟な環境であるか、無理のないスケジュールなのか、と常に注意しておかなければいけません。また、情報の取り扱いにも注意が必要です。たとえば、A社の情報を同業のB社に…といった横流しは絶対にNG。うっかり口を滑らせる、なんてこともないようにしてくださいね。

【まとめ】

複業に興味がある方が多くいる一方で、認めていない会社は6割以上と、まだまだ一般的になっていないのが現状。人手不足が叫ばれている昨今では、個人個人がスキルを活かして効率的に仕事を進めていく必要があると思います。企業側も、社員一人ひとりに合わせた働き方ができるよう体制を整えていかなければ、人員確保も難しくなってくるのではないかと思いました。もし現在お勤めの会社がまだ”複業”を導入されていない場合は、提案してみるのも良いかもしれません。

参考:So-net(ソネット)調べ『パラレルワークに関する実態調査』

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