大人女子なら正しく覚えておきたい!間違いだらけの慣用句
会話やテレビ、Webメディアの記事などにぽろっと登場する慣用句。普段聞きなれているぶん、意味をちゃんと調べていない人も多いようす。「あの店は敷居が高いよ~」なんて自信満々に使っていませんか?ちゃんと正しい意味で使えていますか?恥をかく前に、意味をちゃんと知っておきましょう!
檄(げき)を飛ばす
「部署のメンバーがこのプロジェクトについてやる気がないみたい…げきを飛ばしてきてください!」なんて言われたら、どうしますか?士気が高まるように元気よく励ます、がんばれと応援しようと思った方は間違い。「げきを飛ばす」の正しい意味は、自分の主張や考えを広く人々に知らせ同意を求めること。またそれによって相手に行動を起こさせること。だから、部署のメンバーにプロジェクトの主旨を説明し、実行できるよう同意を求めるようにふるまうのが正解。しかし、最近では間違った意味の方が広く認知されているので、正しい対応をすると驚かれるかもしれません。
情けは人のためならず
筆者も最近まで間違った意味を覚えていたものです。人にあまりにも親切にしすぎると、その人のためにならないからやめなさいって意味だと思っていました。正しくは「情けをかけるのは、その人のためになるばかりでなく、めぐりめぐって自分に返ってくるから人には親切にしなさい」という意味なんです。「ちょっと!何でこの子の仕事をアナタが手伝っているのよ!?情けは人のためならず!」なんて言われても、正しい意味でとらえると「仕事手伝いなさいよ!」ってことになるんですね。ちょっとあつかましい頼み方になっちゃいますね!
敷居が高い
これも間違った意味の方が世間に広く認知されているようです。冒頭でも出てきた「あの店、敷居が高いよね~」という台詞。店に高級感がありすぎて入りづらいと言いたいのでしょうが、間違いです。正しくは「相手に不義理などをしてしまって行きにくい」という意味。ですので、先ほどの台詞を言われたら「え!?店に何か多大な迷惑でもかけたの!?」って聞き返してあげましょう。
役不足
「自分には役不足です!」なんてケンソンの意味で使っている新入社員の方、いませんか?自分にはまだまだ荷が重い、未熟者です…と言いたいのでしょうが、それは間違い!役不足の正しい意味は「役目が実力より簡単で釣り合わないこと、与えられた役目に満足しないこと」です。だから先ほどの台詞を正しい意味で捉えなおすと、「自分ものすごく自信あります!ってかこんな役じゃ足りないっす!」ってことになります。すごいですね!注目のルーキーになれること間違いなし!
まとめ
こうやって正しい意味をひとつひとつ知っていくと面白い反面、他にも間違って使っている言葉がないか不安にもなりますね。そもそもどこでどうやって間違った意味を覚えたのか?不思議でなりません…。