内定出したらひと安心…ではありません!入社前人材とのつながりかた
書類通過した。面接も無事通り抜けた。さて念願の内定出し。ああ、上司に命じられていた期間内になんとか人材確保ができてよかったー…なんてホッとひと息つきたくなるのもわかりますが、実はここで気を抜かないことが大切。優秀な人材であればあるほど引く手あまたな今日このごろ。うかうかしているとトンビが油揚げをかっさらうように他社に流れていってしまいますよ!
出社日はできるだけ手前にもってくるべし
採用できたことにホッとして、条件交渉の場では結構入社者側の希望をすんなり呑んでしまいがち。でもここはきちんと会社側の条件を提示するべき。特に入社日に関しては特別な理由がない限り、できるだけ前倒しにしておきたいものです。もちろん現職の会社の都合も考慮する必要はありますが、とはいえ転職を決めた人があまりに長く辞める予定の会社に居続けるのもいかがなものかと思います。受け入れ体制、入社者の間で調整した日程の中で最も早いタイミングを選択しましょう。
まめなコミュニケーションを
内定出し後、入社日までの間にある程度の時間が空いてしまった場合、しつこくならない頻度でコミュニケーションをとりにいきましょう。電話はうっとおしいと思われがちですので、基本はメールで。会社で起きたトピックスやイベント情報といったインフォメーション的なものから、あえて返信を促すコミュニケーション的なものまでスタイルは自由です。とにかく接点をなくさないことが肝心。ちなみにあるアパレル系の人事は手書きのお手紙を必ず入社までに一通送るようにしているそうです。
会社のイベントに呼ぶのもアリ
飲み会やキックオフなどがある場合、内定者を呼ぶのは有効です。面接や見学だけではわからない会社の雰囲気がつかめるだけでなく、既存社員との接点が生まれることでリアルにそこで働く実感を得られます。また入社後のイメージもつかみやすくなるので、内定辞退や他社への心変わりを防ぐ効果も抜群です。ただし内定者を呼ぶ場合は既存社員にもその旨をしっかりと理解してもらい、協力を仰ぐ必要があります。全員で採用にコミットするのは既存社員にとっても帰属意識が高まるのでメリットが多いと思います。
せっかく内定まで持ってきた人材です。あの手、この手で絆をつくり、つなぎとめておきたいもの。採用が上手いと言われている会社はかなりの確率でこの「後工程」を丁寧にやっています。ぜひお試しを!