女性特有のバランス感覚で、仕事も家庭も幸せに両立!
私たち女性はいくつもの顔を持ち、様々なシーンを演じ分けるようにして日々を過ごしています。
朝起きてから寝るまでに一体いくつの役割を果たしているのでしょうか。繰り返される毎日の中で、私たちが常に向き合っている『両立』という現実。仕事と家庭、うまく両立させたいと思う女性に本当に必要なものは?
【1】女性が持つ特別なバランス感覚
仕事や家庭など、多くの場所でいろいろな顔を持って役割を果たしている女性たち。常に誰かの言葉に耳を傾け、精いっぱいの笑顔を見せ、頭と体と心をフル回転させています。ひとり何役も引き受け、毎日当然のように過ごせているのは、女性には特有のバランス感覚が備わっているから。それでも『両立』が難しいとされるのはなぜでしょう。それは、女性の頭と体と心のバランスはとても繊細で、崩れやすいから。どんな時でもこのバランス感覚を持ち続けるためには、何よりもまず自分を大切に思うことが必要です。自分の幸せをどこかに置いて、家族や職場の人の役には立てません。
【2】ブレない自分の『幸せ軸』を持つ
『両立』というと、「仕事と家庭」というように二極化されがちです。しかし、家庭の中だけでも「妻」「母親」をはじめ、「嫁」や「実家の長女」といった家事や育児、介護などさまざまな両立があり、それに加えて仕事でも「スタッフ」や「リーダー」、「部下」「同僚」など数多くの役割があります。
『両立』といっても、単純に何かと何かの二極バランスを取るわけではなく、多くの人や物事を見てそれぞれの微妙なバランスを取ることが求められます。とはいえ体はひとつ、心に余裕がなくなる時も。そこで大切なのは、自分がバランスの中心にいること、ブレない自分の『幸せ軸』を持つことです。『幸せ軸』は、自分らしく安定していて、幸せとは何かを落ち着いて考えられる状態や場所のこと。自分が幸せな状態に戻れる場所や方法を知り、用意しておきましょう。
【3】常に自分をニュートラルに戻す
いつでもバランスの中心にいて、自分の『幸せ軸』を意識していられることが理想ですが、なかなかそうもいきません。あれも、これも、それもやらなくちゃいけないし、アクセル全開にしたと思ったら、いきなり急ブレーキ。そんな慌ただしい毎日の中で、うまく走らせるためのコツは『常に自分をニュートラルに戻す』ということです。
家庭での「母」から仕事の「プロ」になる前に、仕事を終えて大切な人の「妻」になる前に、まず一旦何の役でもないただの「私」に意識して戻しましょう。舞台袖に下がり、次のステージに向けてスタンバイしている女優さんをイメージして。ただの「私」=「ニュートラル」に戻すことで自分が安定して落ち着き、『幸せ軸』を意識できるようになります。
まとめ
『両立』とは、常に落ち着き、自分と周りの人の幸せを考え、偏らずにバランスを保つということ。いつでも安定しているその様子は、まるで水平線のようだと思います。嵐や船の往来で波が立っても、遠くに見える水平線は常に真っ直ぐそこにある。女性は誰でもその内側に、美しく輝く水平線を持っているのです。