転職適齢期って何歳?女の転職を左右する年齢の壁
ここ数年、アベノミクスやオリンピックによる経済効果やクラウド化による働き方の多様化など、転職市場は活況に満ちています。特に女性の転職に関しては各企業がSNSや自社ページで女性社員の紹介や活躍をうたうなど、様々なアピールをして人材を取り合っているのです。そこで転職者にとって追い風の今、女の転職にとって悩み多き年齢である入社3年目の25歳、さらに3年後の28歳のピークをご紹介します。
入社3年目。「周りが転職しはじめた」に惑わされるな!
新入社員は3年以内に30%が辞めているという話を一度は聞いたことがあるでしょう。うっすらと潜在意識に擦り込まれたその情報がひょっこり顔を出し「そろそろ3年たったし」&「この職場にずっといるイメージもないし」という、漠然とした思いで転職してしまうケースはとても危険です。スポーツでいえばようやく準備運動が終わるころ。どうしてもやりたいこと、伸ばしたいスキルがあるならまだしも、なんとなくで転職するのは徒労に終わる可能性があります。
どうしてもモヤモヤしたら「何のために働いているのか」をもう一度考え直してみましょう。お金?いや違う。スキル?だとしたらそのスキルをもってどうしたいのか?それができているのか。それからでも遅くはありません。超ブラック。パワハラが日常茶飯事。というワケでなければ、まずは「なぜ働いているのか、何を得てきたのか、何が足りないのか」を振り返ってからでも遅くはありません。
入社5年目。「市場価値を知って、高値で売りにいく」
人によっては部下がいる、結婚している、など自分+他者との関わりを意識した仕事のスタイルへと変わり、責任と忙しさで日々を過ごしているケースをたくさん見てきました。そんなときは一度スキルの棚卸と思って、転職エージェントに登録し、自分の値踏みをしてみるのもいいかもしれません。
相対的に見て、今の自分が世間ではどんな評価なのか。他の会社と今の会社を比べて良いところ悪いところ、見極めることで新しい視点が生まれ、就業への納得度が高まります。シンプルな例えですが、八百屋の商品は野菜であり、人材業界の商品は転職者です。より鮮度高く売ってくれるか、良い問屋(企業)を顧客として持っているかも案外重要だったりします。来るべき転職のときの為に、よさげな紹介会社をマーキングしておくのも社会勉強です。
まとめ
別に転職したくなくても、エージェントは使って損はありません。かくいう筆者も人材系の企業に勤めていながら健康診断のごとく2年ごとにエージェントに行き、自分市場価格を査定していました。利用料はもちろんタダです。そして高く売れるところ、足りないところを見ては、通常業務に戻って良いところは伸ばし、足りないところは修行をしていました。あくまで転職はツールでしかありません。大事なのは転職で解決する問題なのか否か。しっかり自分の軸に向き合うことが一番大事です。