年の差で関係に亀裂が…??エイジハラスメントの実態
ウーロンハイには梅水晶が定番のたくこ。でも、たまには気分を変えたいの。時には女の子らしくチーズの盛り合わせ的な何かも頼みたいの。でもさんざん悩んだ挙句、気分転換で注文するのはいつも決まってエイヒレなの。たくこの女子力は日に日に失われていく一方です。オジサン化が止まりません。だって、おいしいんだもんエイヒレ。お店によっては焼きたてのエイヒレを出してくれるところもあったりして、本当においしんだもん。というわけで、今回ご紹介するのはエイハラのお話。エイハラとはエイジハラスメントの略称。企業内で発生する年齢差別や嫌がらせを指す言葉です。エイヒレではございません。申し訳ありません。そろそろ誰かに怒られるかもしれません。とにもかくにも、人生の大先輩のみなさまには限りなく優しく接しましょう。
会話のボリューム調節って大事だと思います
ここは、とある企業の休憩室。連日のハードワークで疲労困憊の50代男性の部長Aさんは、部屋の端の方で仮眠を取っていました。広くてオシャレな休憩室は、社員にとっては文字通り、憩いの場。ランチ時間帯付近は、あらゆる部署のメンバーが気分転換に訪れるんですね。と、そこにきゃぴきゃぴ系OLの二人が楽しそうに会話しながらやって来ます。「マジで何それぇ!!」、「超ウケるでしょー!!」と声量大きめの二人。「Aさんとか人気出そうだよね!」「確かに!優しそうなおっさんオーラ全開だもんね!!超ウケる!!」と、やたらとウケる二人の会話に突然登場する50代男性の部長Aさん。ピクっと反応する、テーブルにうつ伏せ状態のAさん。どうやら、そのOL二人は“おっさんレンタル”の話をしていた様子。1時間〇〇円で40代~60代くらいの男性をレンタルできる!という話題のサービスで、人生相談やらグチ聞きやらの相手としておっさんをレンタルする若い女性が急増中とのこと。「おっさんって…でも人気ならまぁいいかぁ…すやぁ…」と安らかに再び仮眠に入るAさん。世の中がAさんのように超絶ポジティブ大らか人間ばかりではないのは、みなさんもご存じの通り。“おっさん”、“おやじ”、“じじい”など年配の方に対する強い表現の言葉は、なるべく使わない方がいいかもしれません。
意外と力あるんだけどなぁ…持てると思うんだけどなぁ…
大きい段ボールやちょっとしたテーブルなど、重い荷物を運ぶ作業はどの職種であったとしても、必ず一度は経験のあることだと思います。あるところに40代も半ばになるであろう、ベテラン男性社員のBさんという人がいました。その日、出勤するとBさんのデスクには大きな段ボールが…。どうやら違う部署への届け物がBさんのもとへ間違って届いた様子。「もとの場所に戻してくるか…!」と、人のいいBさん。段ボールを持ち上げようとすると、「Bさん!大丈夫ですよ!無理しないでください♡」とキラキラ女子がBさんに駆け寄ります。「え…?あ、うんありがとう…!」とBさん。謎のキラキラをまとってその場をあとにする若手女子。もちろん親切心から出たひと言だと思いますが、Bさんとしては「そんな年取ったように見えるかなぁ…」と少しさみしい気持ちになっていたかもしれません。ただ、発言の受け取り方は人によりけりなので、あしからず…。
え?トッポギって、韓国料理の名前じゃないの?
「はっ!!今日は六本木に行きたい気がする!!」という気分になること、ありますよね?そんな時に使う若者言葉が“トッポギ”。そう、あの韓国料理の名前ではありません。突発的に六本木に行くことを指します。はい。「昨日トッポギしちゃったんだよね私…おかげでチョー金欠…」とか、「それはありよりのなしかなぁ」とか、「彼氏に振られてマジでメンブレなんですけど」とか。「おぅ…外国なのかここは…」と大先輩から白い目で見られること間違いなし。ましてや年配社員1人、若手社員数人という場で若者言葉を使おうものなら…。大先輩がどんどん孤立化します。特に社内にいるときは、若者言葉は控えたいところですね。
【まとめ】
右を向けば○○ハラスメント、左を向けば□□ハラスメント。空前のハラスメント乱立時代に突入した昨今。生きやすくなったのか、生きにくくなったのか。何かを発言するたびに、「はいそれ〇〇ハラでーす」と指摘される世界になってしまうのでしょうか。それでも、守られる人が増えたのはうれしいことですよね。何にせよ、相手へ配慮する力が問われる時代。自分のためにも相手のためにも、常に優しい判断のできるオトナ女子でありたいものです。