戦々恐々!同族経営のワナ~2017秋~

戦々恐々!同族経営のワナ~2017秋~

同族経営

アットホームだと思われがちな同族経営会社。意思決定や実行がすばやく行なえそうだったり、従業員も家族のように大切にしてくれるイメージを持っている人も多いのではないでしょうか。しかし実際は良いことばかりじゃないみたい。今回は、実際にあった同族経営の怖い話をご紹介します。

恐怖!定時ピッタリに流れるバースデーソング

同族経営の会社に入社したAさん。入社初日を終わらせ、ようやく定時の18時を迎えました。その瞬間、フロアは真っ暗に。「あれ?停電?」と焦っていると、大音量で流れてきたのはスティービーワンダーのHAPPY BIRTHDAY。それと同時に見知らぬ小さい女の子の顔写真入り巨大ケーキが台車に乗って運ばれてきました。涙目でロウソクの火を吹き消す社長。Aさんは「社長の誕生日なのかな」と思って拍手をしていたそうです。しかし、その日誕生日だったのは社長ではなく、社長のいとこの娘さん。「それほとんど関係なくない?」なんて言えず、そのまま社員としてお祝いしたそうです。それからも、3週間に一回は真っ暗なフロアにスティービーワンダーが響き渡るとか渡らないとか…。

赤の他人は空想旅行へ!

Bさんの会社には、毎週金曜日に定例会議があります。どこの企業にも会議はあるとは思いますが、Bさんの会社の会議は少し変わっているみたい。というのも、毎回30分を過ぎた辺りで「はい!それでは次回の家族旅行のプランを立てます!」と社長が仕切り始めるんです。それも、場所決めから当日のプランまで事細かく…。「それ、家族でやってもらっていいですか?」と言える人はひとりもおらず、渋々案を出す社員たち。旅行にいった週の定例会議では、プロジェクターに投影される家族写真を見ながら思い出話を延々と聞く会議が始まるそう…。

職業:ケンカの仲裁人(時給0円)

ケンカの仲裁

一番厄介なのが、いざこざに巻き込まれることですよね。遠慮をしない同族経営だとなおさら。上の意見が一致せず板ばさみ…なんてこともよくあるみたい。修正指示がまとまっていないまま回ってきたりすると、何度も何度もやり直すことになったりして大変。また、休日の家族喧嘩を引きずったまま出社されるとオフィスの空気も最悪。喧嘩の仲裁役を周りから任された日には、機嫌を損ねないように細心の注意を払いながら2人のご機嫌をとならきゃいけません。気分次第で付き合わされる社員の気持ちにもなってもらいたいものですね…。

【まとめ】

今回ご紹介した会社は、いずれも良くない同族経営の会社ですが、もちろん良い会社もあります。Aさんのように入社初日から謎の習慣に付き合わされたのであれば早い内に気づくことができますが、長く勤めなければ分からないケースも。そんなときの見極め方は「中堅層がいるかどうか」、「アットホームだけどどこかぎこちなくないか」という点をチェックしてみてください。中堅層がごっそりいなかったり、仲が良いのか悪いのか分からないところは要注意の会社かも。

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