結婚、出産を経て…女性の雇用実態と変化する意識
非正規雇用率の増加が問題視される昨今。その中で“働きやすさ”とは?“結婚後の働き方”とは?そんな女性が気になるポイントにフォーカスを当て、2016~2017年にかけて発表された調査データからみた雇用の実態と働く上での意識の変化についてお伝えします。
男性の非正規雇用率は2割程度、一方で女性は?
年間の非正規雇用率を若年層(15~24歳、25~34歳)、中堅層(35~44歳、45~54歳)、高齢層(55歳以上)で分けて調査したデータによると、2017年の女性の非正規雇用率は2016年とほぼ変わらず、5割程度。特に若年層から中堅層においての非正規雇用率は、2016年と比べると女性が2~3%下がっており、若干の減少傾向。高齢層を除いて、わずかながら非正規から正規へシフトする傾向にあるようです。
出産後に働く女性を応援する職場の男性は、〇〇%という結果に
結婚、出産を経て、女性の仕事に対する意識、職場での男性の意識はどう変化しているのでしょうか。子育てをしながら働いている30代女性100名と、部下に子育て中の30代女性がいる40~50代の既婚男性100名への調査結果では、「出産前より仕事が効率的にこなせている」という女性の割合は78%にも上り、「子育てママが働きやすい環境づくりに努力している」という職場の男性においては82%に上りました。一方で、「仕事と子育ての両立の難しさについてもっと理解してほしい」という女性が全体の50%という結果も出ているので、解決できる課題は多いのかもしれません。
“専業主婦になりたい”という女性の割合はどの程度なのか
新婚女性427人を調査したアンケート結果によると、「仕事をしない(専業主婦になりたい)」という女性は7.3%。2014年の12.6%、2015年の8.3%という同調査の結果から見ると、年々、減少傾向にあります。育休取得の推進など、“女性の働きやすさ”への対策による一定の効果が出ているのかもしれません。また、「自分のやりたい仕事ができている」と答える女性が35.8%という結果も。結婚生活が始まった後も、仕事が充実していると感じる女性が増加している傾向にあるようです。
【まとめ】
正規雇用であっても、非正規雇用であっても、やりがいを持って働ける仕事だとしたら本人にとってはベストな選択だと思います。もはや「正規雇用が当たり前」という概念は意味を持たない時代ではないでしょうか。広い視野を持って、自分にあった働き方を選んでいきたいところ。とはいえ、最適な選択をするのは難しいですよね。そんなアドバイスが欲しいときに、利用してみてほしいのがリクルートエージェント。結婚後の復職や長年勤めた会社からの転職など、選択に迷うような重要なタイミングでとても頼りになる存在です。
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