面倒見のステップは4段階!フェーズにあった教育を。
あなたがメンバーを持ったとします。きっとあなたのことですからじっくり面倒を見ることでしょう。しかしあまりにも見すぎてしつこくなっては逆効果。実は面倒見には4つのステップがあるのです。フェーズごとにあった教え方、接し方がメンバーの成長には不可欠。そこで今回はマネジメントのコツとして部下育成と関わり方についてレクチャーします。
最初は不安でいっぱい!
4つのステップとは「手とり足とり期」「そばで見ているよ期」「陰で見ているよ期」「任せたよ期」です。まず「手とり足とり期」ですが、仕事にとりかかったばかりのメンバーは不安でいっぱい。そんなときはもうコッテリと面倒を見てあげるべき。あらゆる疑問、質問に答えてあげてください。そして次には「そばで見ているよ期」に。これは自転車でいえば補助輪を外したばかりの状態。後ろから支えてほしい状態です。育成イメージとしては一緒に考えるといった感じでしょうか。きちんと見ててあげてください。
ある程度までいくと放置がベター
3つめのステップは「陰で見ているよ期」です。少し古い引用ですが巨人の星のお姉さんみたいな感じ。実際には独り立ちに近い状態ですが、何か困ったことがあれば頼ってきていいよというスタンスですね。ふだんはほぼ見ていないようなところにきています。そして最後のステップ「任せたよ期」。このフェーズではメンバーの気分としては「もう放っておいてほしい」です。ここで「なにを!恩知らずめ!」と怒らないこと。「まだまだ」なんていうのも禁物。あなたのメンバーはもう立派に独り立ちしているのです。
ポイントは「業務ごと」
この4ステップですが、メンバー自身に紐づくのではなく「業務」に紐づくところがポイント。どういうことかというと、ある業務で一人前になったからといって、他の業務も一人前になっているかというとそういうわけではないということです。ここの見極めを間違えないようにしたいもの。新しい業務をはじめるときはすべからくステップ1からやり直すことになるのです。上司であるあなたは、任せていく業務ごとにステップ1から面倒を見ましょう。
業務によってはスムーズに習得し、ステップ4まで時間がかからないものもあります。その逆もまた然り。ただこのステップを利用すればメンバーの状態を把握することもカンタンです。ぜひ試してみましょう!