見ているぶんだけ、見られてる?面接ベカラズ3ヶ条
いきなり当たり前のハナシで恐縮ですが、面接って人事にとってメイン業務のひとつですよね。なんとか良い人材を採用しようと、思わず肩に力が入るのもよーくわかります。わかります、が、力が入りすぎて応募者からこちらを「見られている」こと、ついうっかり忘れがち。と、いうわけで今回は面接でやってしまいがちなNGケースを3つ、ご紹介いたします。
気分次第で責めないで!涙がでちゃう
たとえばお化粧のノリが異様に悪い日。たとえば通勤電車でスマホを落として壊した日。たとえば朝一で部長からのお小言をもらっちゃった日。たとえば彼氏と別れた翌日。人生にはいろいろあります。人事といえども人間ですから…と、みつお風に言いたくなりますよね。でもそんなことは応募者からすればまったく関係のないこと。どんなにダークで、どんなにネガティブで、どんなにブルーな気分だとしてもそれを面接で出されてはたまりません。面接はあくまでお仕事。沈みがちな気分は横に置いときましょ。
PCは閉じましょ。スマホは言語道断!
面接にPCを持ち込みながら、応募者のハナシを一語一句もらさじ!とパチパチやる人がいます。これ、面接だけでなく取材でも会議でもあんまり気分のよいものではありません。やっぱり人対人のコミュニケーションです。目は口ほどにモノを言うということわざもあるじゃないですか。相手の目を見て、表情を見て。逆にいえば自分の顔も見られているわけですからね。やはりPCに向かってしかめっ面していてはいい印象を与えるのが難しいですよね。で、まさかとは思いますが面接中のスマホなんてもってのほか!
あからさまに興味なさげに切り上げる
応募者に期待する気持ちがあるのもわかります。そしてその期待が残念ながら裏切られた時のがっかり感もわかります。しかしだからといって“こなし感満点”の面接でソッコー終わらせちゃおう、なんてのは良くありません。採用の見込みのない人と長い時間を過ごすのは効率的ではないし、まあ、確かにムダが多いかも。しかし応募者はみんな一生懸命です。久しぶりの面接かもしれません。はじめての面接かもしれません。ここは相手のお話にきちんと耳を傾けたいところです。
ご縁がなく入社しなかったとしても面接者はいつかあなたの会社のお客様になるかもしれません。のちのちのことまで考え、見られているという意識をもってきちんとした対応をしたいものですね。