社会人3年目以上に贈る!ひとクラス上の仕事術~フリーランス編~
新卒の3年目で約3割が辞めてしまう現状を、みなさんはご存知ですか。仕事の流れもひと通り見えてきて、少しずつ余裕が出てくる頃、同期入社の仲間がひとり、またひとりと辞めていく姿を見ると、つい自分の今後のキャリアを考えてしまう…。その気持ち、とっても良くわかります。転職しちゃう?それともこの際、思い切ってフリーランスになっちゃう?
「フリーランス」というと、カフェで好きなときに、好きな人と、好きなことで仕事をする…そんなとても自由で魅力的なワードに聞こえますよね。はたして実態はどうなのか?フリーランスのリアルをお伝えします。
すべてのことをひとりで「決める」
フリーランスになって初めて直面するのは、仕事にまつわるすべてのことをで決めなければならないという状況です。ひとつひとつの仕事に対して「やるかやらないか」「どうやってやるか」「いつやるか」と、どんなに小さなことでも決めていくのは自分になります。上司の指示に従って動くだけ、先輩がいつでも相談にのってくれる…会社にいたときとくらべると、フリーランスはひとりで決めることがどんなに多いか、その量に驚きと孤独さを感じることもあるでしょう。
どんなにささいなことでも自分の意見を持ち、判断を繰り返していくこと。フリーランスに必要なスキルのひとつに、決断力とその根拠となる自分の軸を持つことがあげられます。
すべてのことをひとりで「やる」
会社は、ひとつの大きな仕事を各部署で分業して進めていくやり方がスタンダード。そのため、自分の本来の業務に集中して時間を割くことができます。一方、フリーランスではそうはいきません。プリンター用紙の補充や交通費の清算といった庶務的なことから、お客様とのメールのひとつひとつまで、ひとつの仕事に関するすべての業務をひとりでやらなければなりません。その上、不得意だからと後回しにしていても、フォローしてくれる同僚や、納期を決めて管理してくれる上司もいません。自分の仕事全体をきちんと把握して、それを自ら管理していく自己規律力が必要になってきます。
自分が「行動」しないとお金にならない
最後にごくごく当たり前のことですが、忘れてはならないことを。何か収入につながる行動を自ら起こさないかぎり、逆立ちしても収入を得られません。事務所に通うだけ、デスクに座っているだけではお金にならないのです。この行動は売上につながるのか、ひとつひとつの行動に目的意識を持つことがとても重要になります。
【まとめ】
私自身が会社員からフリーランスに転身した中で感じた洗礼と、会社員のときにもっと身に着けておきたかったスキルを少し厳しめの視点で書いてみました。でも、実はフリーランスならではの利点もたくさんあります。中でも一番は、会社や上司に与えられた仕事ではない、自分がゼロから考えたアイデアが仕事になり、誰かに喜ばれた瞬間です。自分自身が看板になって働いているからこそ、反響などがダイレクトに伝わってくるので、喜びもひとしおです。