バリキャリ派に贈る!年末年始に読んでおきたい一冊
仕事大好き!プライベートより仕事が大事!と日頃からスキルアップやキャリアアップに余念のないバリキャリ女子のあなた。たぶんこれからやってくる年末年始の長期休暇にもしっかりと自己啓発プログラムを組んでいるのでは?そう、他の人が休んでいる間も学びを深めることこそバリキャリ派の真骨頂。それはまるで優雅な姿で湖面に漂う白鳥が、水面下で水かきを止めないように…。女子ツク!はそんなバリキャリ女子を応援すべく、年末年始の読書におすすめの一冊をご紹介します。あ、一冊といいながら三冊紹介するんですけどね。
メンバーを持った、または近々持ちそうなあなたへ
▼人を動かす 完全版D・カーネギー(著)東条健一(翻訳)
言わずと知れた不朽の名作、人を動かすの最新版といいますか完全版です。三大ビジネス書の一冊といわれている(ホント?)だけにすでに読んだことあるよ!という女子もいるかも。でも、この完全版にもぜひ目を通してほしい。なんといってもこれまでの新装版にあったカーネギーの死後に付け加えられた要素を思い切って削除し、逆に原文にあった「まえがき」などを追加。しかも翻訳の文章もよりやさしく、平易な言葉で書かれているんです。まさに完全版であると同時に最新版でもあるわけです。メンバーを最近持つようになった女子はもちろん、営業、事務、経理、販売などすべての部門で活躍する働く女子に読んでほしいと思います。ビジネスの基本というよりも、人と一緒に豊かな生活を送るために心がけるべきメソッドが、この一冊に詰まっています。
最近、仕事に「熱」を持ちにくくなったあなたへ
▼調理場という戦場 ほぼ日ブックス斉須政雄(著)
ちょっと古い本ですが(って「人を動かす」もガッツリ古いんですけどね…)読むたびに熱くなれる、全バリキャリウーマン必読の書です。フランス料理の名店、三田の「コート・ドール」オーナーシェフである斉須政雄さんが駆け出し時代から渡仏しての修行、東京に戻って店を出すまでのお話。こう書くと、なんだよくあるレストランビジネスの本か、とか、単なる料理人の苦労話でしょ?と思われるかもしれません。しかし、それは大きな間違い。職人としてのスタンスからお店のオペレーション、料理に対する考え方などを通して伝わってくるもの。それは生きること、まっすぐ歩いていくことへの賛歌です。日々たいへんな思いで仕事に打ち込んでいるバリキャリ女子ならば、読んでいるだけでお腹の底の方に熱いものが湧き上がってくるはず。仕事始めからフルスロットルで走り出したいあなたにおすすめです。
ちょっと苦手な「数字」を克服したい!なあなたへ
▼数学女子 智香が教える 仕事で数字を使うって、こういうことです。
深沢真太郎(著)
こちらは3年ほど前に出版されました。正式名称「数学女子 智香が教える 仕事で数字を使うって、こういうことです」とあるように、あるアパレル企業に智香さんという数学女子が中途入社してくるところからはじまるストーリー仕立てのビジネス書。感覚や勘だけで仕事をすすめるビジネスパーソン・木村が智香さんにいろいろ教わる中で、いかに仕事をすすめる上で数字が大事かに目覚めていく様を描きます。実をいうと筆者も結構、数字が苦手なクチで、できれば思いつきや感覚で仕事をしたいタイプでした。しかし、マーケティング部門に異動になっちゃって、はてどうしようと途方にくれていたときに手にした一冊がこれです。筆者と同じように、バリキャリ女子の中にはどうしても数字が不得意な方っていると思うのですが、ぜひ読んでみてほしいです。目から鱗が落ちるように、っていうか主人公の木村の気持ちが手にとるようにわかると同時に、いままで数字から逃げてきた自分がいかに損してきたかがわかるはず。
【まとめ】
とかく仕事で壁にぶつかるのが好きな(好きってわけではないか…)バリキャリ派のあなた!今回ご紹介した本はきっと、そんなあなたの壁をぶち破るための原動力になってくれるはずです。まとまったお休みは集中して読書するのにぴったり。一年間アウトプットを通じてスカスカになっちゃったアタマとココロに栄養をあげましょう。