いま見直したい、手書きの良さ「年賀状のマナー」
年賀状、最近送っていますか?すっかりLINEやメールなど、手軽なアイテムにシフトしてしまい、書く機会は減った…という方もいらっしゃるでしょう。子どもの頃は出していたけれど、今はすっかり…という人も増えました。
そんな時だからこそ、不意に届いた年賀状を返す際にマナーを知っているかどうかが試されるもの。もちろん、「今年は出そう」と決めている方もいるかと思います。今回はみなさんにぜひ伝えたい、年賀状のマナーをご紹介します。
1/1に届けたいなら12/25までに投函しよう
そもそも何日までに投函すれば元日に届くのか覚えていますか?目安は12/25です。ちなみに私製ハガキを使う場合は、「年賀」と書かないと普通郵便扱いになってしまうので注意してください(年内に届いてしまいます…)。
「新年あけましておめでとうございます」はNG
一見、何の問題もなさそうな言葉ですよね。しかし実際は「新年」と「あけまして」が賀詞の重複になってしまいますので正しくありません。
目上の人に送るなら「謹賀新年」
「賀正」「迎春」などよくありがちな言葉ですが、上司などの目上の人に対して使うには少々言葉足らずです。目上の人へ年賀状を送るときは、「謹賀新年」や「謹んで新春のお慶びを申し上げます」など賀詞も丁寧な言葉のものを選びましょう。
忌み言葉や句読点は使わない
忌み言葉とは、特定の職業や場面で使用を避ける言葉のこと。特に、年賀状を書くときに注意したいのが”去年”。「去る」はあまり良くない意味なので”昨年”や”旧年”と書かなければいけません。忌み言葉は他にもたくさんあるので、考えている文章に含まれていないか調べてから書くのが良いかも。
もうひとつ気をつけたいのは、句読点。句読点も忌み言葉と同じく、年賀状での使用は避けた方が良いでしょう。なぜ句読点を入れないルールがあるかというと、昔の手紙に句読点を入れてなかった慣習が残っているから。もし読みづらく感じるときは、スペースをあけたり改行するなど工夫しましょう。
1/7までに届くように返そう
なるべく1/3までに届くようにするべきですが、返送の場合などは遅くとも1/7までに着けば問題ないでしょう。それを超えてしまいそうな場合は、「寒中見舞い」として送るのがベストです。寒中見舞いは喪中の場合だけではなく、三が日から離れて返送しなければならない場合にも使えるので便利です。
【まとめ】
すっかり書く機会が少なくなってしまったとはいえ、年賀状はもらうと嬉しいものですよね。手書きのあたたかさは何にも変えられないものです。いま一度マナーを確認したうえで、今年は書いてみてはいかがでしょうか。