【イベント参加レポ】働く女性のためのイベントで『しなやかさ』を知る
2016年3月15日(火)仕事終わりの時間。渋谷にあるお洒落なスタジオルームに集まった大勢の女性たちは皆一様に自信の色をそれぞれの目に浮かべながら、スポットライトの先にある世界を見据え、着席していました。
Panasonic Store/Let’snote Premium Edition主催のイベント「しなやかさの作り方~らしく生きる女性たちのストーリー」は理想のライフスタイルを手に入れるためのキーワードとして『しなやかさ』という言葉を挙げ、各界で活躍されている女性パネラー陣のトークセッションと彼女たちと直接言葉を交わすことができるワークショップからなる参加型トークイベント。今回私は女子ツク!編集部を代表して、イベントに集まった女性たちのストーリーを覗いてみました。
彼女たちの『しなやかさ』とは、どのようにして作られたものなのでしょうか。そして、『しなやかさ』は本当に必要なのでしょうか。パネラーの方々のトーク内容や彼女たちと交わした言葉から私なりの答えを探したいと思います。
【1】しなやかさの定義
世界を股にかける起業家、大手ITベンチャー企業役員、外資系コンサルティング会社執行役員。しなやかさの定義について、ゲストパネラーが揃えて口にした言葉は『柔軟性』。バネのような強さで、多様性を受け入れ、物事を決めつけず、思い込みを持たない柔軟な思考と行動、それがしなやかさであると語っていました。また、それを持たないと仕事も家庭も続かない、とも。
それぞれのご経験を思い浮かべながらの言葉で表現は異なっていますが、その定義と必要性には共感できましたし、共感しながらも言葉の裏側には、元々しなやかだったわけではなく、そうならざるを得なかったという想いが感じられ、何かを乗り越えてその柔軟性を身に付けた先には、彼女たちが持つ充実した理想のライフスタイルがあるのだというロジックがとてもわかりやすく、気持ちのよいトーク内容でした。
【2】しなやかさを身に付けたターニングポイント
果たして彼女たちは何を乗り越えてしなやかさを身に付けたのでしょうか。セッションで語られた内容は三人三様。あるべき姿を自分自身に求めて窮屈になり、チームや周りのスタッフが自分のやり方に合わせてくれないものかと考えて疲弊し、自身の成功や幸せにばかりに気を取られ、そんな時は決まって行き詰まり、物事がうまくいかない。そして、そんな風にうまくいかせようと思って力めば力むほど状況が悪化していく底なしの怖さの先にたどり着いたのは、もう楽になろう、自然体でいこうと力んだ感情を解放することだったそうです。
立場も環境も状況も異なる三人がしなやかさを身に付けたと語るポイントは、共通して「挫折」と「開き直り」であり、これがまさに女性の強さであり、しなやかさの源なのだと改めて感じさせられました。
【3】しなやかさを身に付ける条件
今回のイベントに参加した女性たちの年齢層は幅広く、もちろん職業も様々です。彼女たちひとりひとりにストーリーがあり、それぞれのしなやかさがあります。そして実は、家事や育児に専念している方や学生の方もパネラーのトーク内容に共感するポイントはきっと同じで、「挫折」と「開き直り」を繰り返してしなやかさを身に付けるための条件に、年齢や職業、環境などの制限はありません。大切なのは、しなやかさが自然体で自分らしく生きることのコツであるということを知ることです。しなやかさは、女性ひとりひとりの中のオンリーワンのストーリーから少しずつそして大きく育つものです。
まとめ
今回のトークセッションは、働く女性の仕事におけるしなやかさについて多く語られました。『しなやかさ』が女性の強さであり、働く女性が自分らしく自然体で生きるコツ、であると。時間が許すならば、結婚や育児などプライベートと仕事のしなやかな両立についての話もお聴きしたかったです。ひとつひとつのエピソードがとてもリアルで面白く、時間が足らなかったようですね。次回に期待したいと思います。最後になりましたが、豪華ゲストパネラーの方々の貴重な体験談を拝聴できる機会を設けてくださいました、主催者のPanasonic Store/Let’snote Premium Editionご担当の皆様に感謝申し上げます。
<主催:Panasonic Store>
http://jp.store.panasonic.com/
<取材協力・画像提供:TABI LABO>
http://tabi-labo.com/