働く男性なら避けたい女性とのトラブルのもと「セクハラ」。何気ない会話のつもりが、女性社員の目線が痛い、気づいたら“セクハラ魔”と呼ばれていた…一体、どこまでがセクハラなのか?個人差もあり、中々難しい境界線。いつ自分が巻き込まれているかわかりません。相手の笑顔がひきつってませんでしたか?会話のとき、目を合わせてもらえないことはないですか?何となく女性社員全員に避けられている…?そんな状況に陥りたくない男性たちに、最低限知っておいてほしい事例をピックアップしました。
軽い冗談でも混じると怖い「ホテル」「デート」
セクハラに気をつけている男性なら必ず避ける鉄板ワード。しかし、お酒の席ではどうですか?特にお酒のセーブができない方は要注意!ストレートに「デートしない?」とか、ホテルを匂わす「休憩してく?」は即アウト。遠回しに「最後にデートしたのいつ?」なんていうのも人によっては不快に。若くて可愛い年下の女性派遣社員が入ってきた歓迎会。色々と気を使ってくれる女性社員の手前…ついつい気が大きくなってポロッ。でも冗談だから!言ってみただけだから!ハッハッハッ!…なんて笑ってすまされません。自分が覚えていなくても、相手はずーっと覚えていますよ。また、自分が正社員で相手が派遣社員やアルバイトだと、雇用形態の立場を利用した強要にも聞こえ、パワハラとして認識されるケースもあります。
相手を褒めたつもりの「○○がキレイだね」
髪や肌、脚、唇、手など、女性は自分が頑張ってケアしている部分を褒められると嬉しいもの。これはあながち間違っていませんが、条件に大きく左右されますので注意!相手がどんなタイプであるか、自分にどんな距離感で接しているのか?それを見極めないと、大半は心の中で「セクハラ!」とバッサリ切られます。男性のようにサバサバしている女性でも、彼氏以外からの褒め言葉はすべてイヤ!という人も…。長い付き合いであるとか、よほどのことがない限りは避けたほうがいいでしょう。もちろん、「胸が大きいね」とか「くびれがあるよね」「痩せてるね」なんて身体的な特徴を言うのは全力でNGです!
そこには触れないで!「結婚しないの?」
とある政治家の発言がセクハラ野次としてニュースでも話題になりましたね。「結婚しないの?」「結婚は良いものだよ」など結婚の話題は、一方的なおせっかいとして捉えられる恐れあり。特にアラサー女性を不快にさせ、ときに心をえぐるようです。最近の結婚事情は、とてもデリケートなものが多くなってきています。女性の“婚活疲れ”も話題になるほど。女友達にも相談できず、深刻に悩んでいる人もいるのです。相手から結婚について聞かれたのであれば別ですが、会話の流れで話題になったとか、業務上で確認するなど必要がない限りは、触れないでそっとしておくのが吉。
まとめ
男女雇用機会均等法でセクハラ防止法が義務付けられてから15年以上が経過しています。しかし、個人のモラルによるところも大きく、完全に防止することはいまだ難しいのが現状です。最近では女性から男性へのセクハラや、マタハラやモラハラなど時代の流れとともにかたちを変えた「○○ハラ」と言われるトラブルも増殖中。気持ちよく働くためにも、いま一度、自分だけでなく周りからの振る舞いも見直したいですね。