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その眠気、スグに解消できる!今夜から始めたい”正しい”睡眠方法

「翌日のために早く寝ているのになぜか常に眠い」…なんて人、いませんか?それ、”正しく”眠れていない証拠かも。睡眠の質は、業務のパフォーマンスにも影響します。徹夜のチーム・2時間睡眠のチーム・4時間睡眠のチーム・8時間睡眠のチームに分かれ、反応できるまでの時間を測った実験では、睡眠時間が多いほど素早く反応できるという結果が出ました。さらに一週間実験を続けると、徹夜のチームは眠気がひどくなり、成績もみるみる落ちていったそう。一方2時間睡眠のチームと4時間睡眠のチームは、眠気は感じないようになったものの成績はどんどん落ちていったんです。眠気がなくても知らないうちにパフォーマンスの質が悪くなってしまうということは、「眠い」と自覚できる状態はかなり業務の質が落ちてしまっているのかもしれません。そうならないためにも、日頃から正しい睡眠方法は身につけておきましょう!

五感をうまく利用する

「寝る前1時間はPCやテレビ、スマートフォンなどブルーライトを発する電子機器の使用は避ける」という話は耳にしたことがあると思います。これは<視覚>を利用したものですが、五感は他にも利用できるようです。

<嗅覚>

実は、最も快眠効果が出やすいのがこの嗅覚。というのも、嗅覚は睡眠に深く関係する自律神経やホルモンをコントロールしている『視床下部』に直接刺激を与えることができるから。眠る前に沈静作用のあるラベンダーやカモミールなどの香りを嗅ぐとリラックスして眠れるかもしれません。

<触覚>

寝る1~2時間前までに、40℃前後のお湯に10~30分浸かるのがベストだと言われています。人は深部体温が下がったときに眠くなると言われているからです。温かさが引いてきたときが、ベッドに入る最適なタイミング!

<味覚>

夕食は遅くても寝る3時間前までにとるのが理想。快眠に欠かせない栄養素は、肉類・魚類・豆類・乳製品に含まれる必須アミノ酸の「トリプトファン」と魚介類に多く含まれる非必須アミノ酸の「グリシン」。意識して摂れば、快眠をサポートしてくれるはず。あとは、コーヒーなどのカフェインを摂取しないことも重要です。

<聴覚>

実は、完全な無音状態より、自然に近い音が流れていた方が眠りにつきやすいことが証明されているそうです。聴く音楽は、ヒーリングサウンドやクラシックがオススメ。ちなみに、自分の好きな音楽を聞くとテンションが上がってしまうので注意してくださいね。

それでも眠い場合は?

「それでも眠い!」という方は、無理せず仮眠を取った方が良いかも。ただし、仮眠にも正しい方法があります。知っておかなければ逆効果になってしまうこともあるので、押さえておきましょう。まず注意することは睡眠時間。「とにかくたくさん眠れば良い」というわけではありません。睡眠物質を分解するためには、6~30分の睡眠が適切。それを超えてしまうと、深い眠りに入ってしまいます。そうすると、起きた後に強力な眠気が続いてしまう”睡眠慣性”が働くんです。せっかく仮眠を取ったのに、脳がスッキリしない状態になってしまったらもったいないですよね。ちなみに、眠気のピークは就寝時刻からおよそ15時間後にくるようになっています。このタイミングで仮眠をとると、眠気が解消できるそうです!

【まとめ】

いかがでしたか。同じ睡眠時間でも、質が違うと日中のパフォーマンスも変わってきます。意外と知られていない、効果的な睡眠方法。ぜひ今日から試してみてくださいね。
参考:『なぜ、一流の人はここ一番で脳が冴えるのか?(菅原洋平著)』