こんな朝礼はイヤだ!本当にあったブラック朝礼3選
ある程度の規模の会社であれば、一日の始めに朝礼があるというケースがほとんどだと思います。それゆえ、なんとなく参加してしまいがちな朝礼ですが、その日のスケジュールを確認したり、共有事項があった場合に社内全体へ報告したり…実はとても重要なものなんです。しかし中には「それ本当にやる必要ある?」と聞きたくなってしまうようなブラックな朝礼をする会社もあるそうで…。息苦しくて倒れたり、飲み物を一切飲ませてもらえなかったり…そのブラックさは想像を超えています。今回は、そんなブラック朝礼をこっそりご紹介します。
軍歌の合唱
BGMがロッキーだったり、社長お手製の社歌を合唱する時間があったり…ブラック企業あるあるかもしれませんが、”歌”がある朝礼は要注意です。とある会社では、数年前まで必ず軍歌の合唱タイムがあったとか。歌詞の意味も分からないし、軍歌というだけで何だかすっごいブラック臭するし、そもそも私たち軍じゃないし…なんて社員も戸惑っていたようです。そんな声が社長の耳にも届いたのか、ここ数年軍歌は廃止。代わりに社長が今ハマっている曲を合唱するように…。ちなみに、ここ1、2年は西野カナのトリセツだそうです。これからもどうぞよろしくね…。
1時間越えの朝礼
朝礼は、ほとんどの会社がパパッと済ませていると思います。しかし、ある会社は、毎日1時間きっちり朝礼をしているそう。しかも、立ったままだというから驚き。朝礼に長く時間を取っている理由は、中盤から始まる”社長の挨拶”にありました。社長の挨拶は、社長が昨日あった出来事や今日のランチに何を食べようと思っているかの話、飼っているペットの体調など、思わず「どうでも良い~!」と言ってしまいそうになるものばかり。それを45分以上立ったまま聞かなきゃいけないのは流石にしんどいですよね…。特に地獄なのは月曜日。月曜日は、休日の出来事を社員全員で聞かなければいけません。終わらなかった場合は延長戦。営業は月曜日の午前中にはアポを入れないようにしているそうです。
ピリピリ朝礼
とある会社の朝礼は、毎回前日の反省から始まります。全社員の前で反省をし、それに対して社長が怒りのフィードバック。それだけでも気が滅入ってしまうのに、大声で張り上げる全体唱和がさらに社員を追い詰めます。声が小さいと何度もやり直し、目をつけられると1人でやり直し…なんてことは日常茶飯事。社長からの威圧的なコメントも、ただ根性論や精神論を押し付けているだけで、実際に役立つのはひとつもありません。また、朝礼の直後に会議があると最悪。社長が怒った気分を朝から広めているため、社員は萎縮してしまって意見も出ません。ぴりぴり朝礼をやっても何ひとつ良いことがないのに、いつまで経っても雰囲気が悪い朝礼をやってしまうのは、きっと威厳を保ちたいだけなんでしょうね…。
【まとめ】
今回ご紹介したブラック朝礼は、時間のムダになったり士気を下げたり…社員に悪い影響を与えてしまうものばかり。しかし”ちゃんとした朝礼”には、やる意味がしっかりあります。重要な伝達事項を共有したり、あまり顔を合わせることのない社内のメンバーとのコミュニケーションの場にしたり…。朝礼は、習慣化されていることもあり、ついついないがしろにしてしまいがち。「作業になってるな」という人は、朝礼を行なう意味を考えて、ぜひ真面目に取り組んでみてください。