スケジュールが詰まっていたり、次から次へとタスクが舞い込んできたり…「依頼された仕事を断りたいな」なんて時、ありませんか？そう思っていても、頼ってくれている相手の気持ちを裏切るのが心苦しかったり、これからの人間関係や仕事のことを気にしてしまって、なかなか断れないという人は多いのではないでしょうか。しかし、それだとタスクに追われたり、いつまでも同じような仕事を任されることになり成長できないかも。自分の好きな仕事だけを選んでやるのは良くありませんが、時には断った方が良いこともあります。そこで今回は、上手な仕事の断り方をご紹介します。
ステップ1：感謝と謝罪
まずは、自分に仕事を依頼してくれたことへの感謝の気持ちを述べましょう。頼んでくれたのは、スキルを認めてくれていたり、成果を出すと期待されているということ。それについての感謝の気持ちを忘れてしまったら、ただの”仕事を選ぶイヤなやつ”になります。もし、仕事を引き受けられない場合でも、心からのありがとうを忘れないようにしてくださいね。もうひとつ忘れちゃいけないのは、きちんと謝罪すること。「ありがとう、でもできません」だけでは印象はサイアクです。
ステップ2：断ってから理由を述べる
依頼を断る時は、ハッキリと断ることが大切。あいまいに返事をすると「もう一押しでやってくれそう」と強引に頼まれて後から断れなくなってしまう可能性アリ。また、相手に「頼んだ」と勘違いされてトラブルになりかねません。断ったあとは、協力したい気持ちはあることと、嬉しかったという気持ちを話すと良いでしょう。これにプラスして「また声かけてください」のひとことがあれば印象◎。この心配りができないと、次から仕事を依頼されなくなっちゃうことも…。
断った後は、理由を述べることも忘れないでください。例えば、現時点のタスクやその重要度、優先順位、〆切などを話すと良いでしょう。相手は、自分のタスクを知らずに頼んできていることがほとんど。しっかり現状を伝えればきっと分かってくれるはずです。タスクの問題ではなく、仕事の内容で断りたかった場合は、自分のキャリアプランなどを話してみると良いかも。成長意欲があることを見せましょう。
ステップ3：代替案の提案
もし、スケジュール的に厳しくて仕事を断りたいのなら、別日で日程を調整できるか確認したり「すべて関わるのは厳しいけど一部なら出来る」と譲歩してみると良いでしょう。どうしても協力できない場合は、代わりに誰に任せられるか提案してください。というのも、断るだけ断ってそのままにするのは「協力的じゃないなぁ」と思われてしまいます。一度声が掛かったのも何かの縁だと思って、出来る限り力になってくださいね。
【まとめ】
「信頼を失わないように…」ときた依頼すべて引き受けてしまっていては、タスクに追われてしまいます。しかしそれでは、クオリティが下がったり〆切が守れなかったり…逆に信用を失うことになってしまい、本末転倒。そうならない為にも、時には断ってもOKです。断り上手は仕事上手。やるべきものとやらなくて良いもののジャッジはしていきたいものです。