女子ツク!働く女子の毎日に、もっとドキドキワクワクを。

えっ!ウチの部長キモッ!!ゼッタイに埋められないSNS上司と部下の深~いミゾ!?

いまや登録していない人の方が珍しいといっても過言ではないSNS。Facebookをはじめ、Twitter、InstagramなどさまざまなコンセプトのSNSが登場し、最近では“SNS疲れ”という言葉も生まれたほど発達している。そんなSNSにおいて、気になるのが職場の人とのつながりだ。友人や家族と違って気を使ってしまう存在であるぶん、友達申請やフォローが来ると悩んでしまう方も多いのではないだろうか。ましてや上司から申請があると「これはどういう意図なんだろう…」と勘繰りたくもなる。

通信インフラサービスを取り扱う株式会社ALL CONNECT(オールコネクト)は、「SNS友達申請」をテーマにしたインターネットリサーチを実施。上司はいるが、部下はいない20代会社員男女200名と部下がいる30~40代会社員の男女200名の合計400名を対象に、上司と部下のリアルなSNS事情を調査した。

上司の2割が部下を恋愛対象として見ている!?

30~40代男女の上司へ「SNSでのつながりを部下に求めた(友達申請をした)ことがあるか」を聞いたところ、全体で「ない」と答えた上司は66.5%。それに対して「ある」と回答したのは33.5%だった。「ある」と回答した上司を性別で比較すると男性は39%で、女性は28%。女性より男性の方が部下とSNSでのつながりを求めている傾向がうかがえる。

そこで部下にSNSでのつながりを求めた(友達申請をした)ことがある上司に、部下とSNSでつながりたいと思った理由を聞くと、全体で38.8%ともっとも多い回答だったのが「仕事のやりとりをスムーズに行ないたかったから」という理由。次いで「共通の話題を見つけたかったから」が32.8%、「上司と部下のような関係ではなく、友達のような関係になりたかったから」31.3%。

そんなによこしまな考えはないのかと思いきや、男性上司の17.9%は「恋愛対象として見ているから」と答えている。筆者としては200名の男性上司のうち約2割が部下を恋愛対象として見ているという結果には少し驚いた。しかし晩婚化が進んだいま、アンケート対象者の年齢を鑑みても自然な流れだとも思う…が、この中に不倫のきっかけも含まれる可能性があるとなると話は別である。

つながりを求められた部下の気持ちは「困」

一方で20代男女の部下へ「上司からSNSでのつながりを求められた(友達申請を受けた)ときの感情」を漢字一文字で聞くという一風変わったアンケート結果によると、男女ともに第1位が「困」という結果に。彼らの良いとも悪いとも、好きとも嫌いとも言えない複雑な気持ちを上手に表現している漢字ではないだろうか。

次いで今ドキの若者の淡白さがうかがえる漢字「嫌」が選ばれ、他には「困」と同じくあたりさわりのない「悩」という漢字を選ぶ回答者も多かった。ここまでの漢字4つをみても、上司からSNSの友達申請があったときにポジティブな感情を抱くことは少ないようだ。そして「上司からつながりを求められたことはない」と回答した20代の女性部下は37.0%にとどまり、約6割の女性部下が上司からSNSでのつながりを求められていたことがわかった。

上司の申請を「無視」、「保留」にするツワモノ女性部下も

上司からSNSでのつながりを求められたことがある部下に対し、その後の反応を聞いたところ最も多かった回答が37.8%の「仕方なく承認した」である。しぶしぶ承認した理由としては、「承認しないと面倒だから」や「ほかの部下に申請して承認されていたら、その部下と違う目で見られそうだから」などの意見があがったという。確かに同じ部署の同期が友達になっているのに、自分だけ友達にならないというのは気まずいもの(とはいえ、それだけで言動や接し方を変える上司となれば、それはそれで問題だ)。また、女性部下の約2割は申請が来ても「無視」もしくは「保留」すると答えている。したたかなツワモノ部下が中にはいるようだ。

【まとめ】

筆者も実際、SNS上で職場関係の人たちとつながっている。SNSでの投稿拡散や他メディアのリサーチなど広告やメディアを運営しているという職業柄、どうしてもアカウントはつくっておかねばならず、部署関係者とつながれば芋づる式に申請が来るのだ(正直、ここまで人懐っこい会社だとは思わなかった・笑)だからといってプライベートをすべてさらけ出すつもりはなく、プライバシー設定で投稿公開を制限したり、そもそも偽名で登録しておくなど対策はとってある。

面倒ではあるが、自分のプライバシーをコントロールできるのは自分だけである。そもそも情報の広大な海であるインターネットで、個人のプライバシーは守られると高をくくる方が怖い。「疲れた」という何気ないサラリーマンのつぶやきですら飲み込み、インデックス化(記録)されていく。そんなインターネットの海で成長したSNS。以前よりも急速に生活のツールとして浸透しているいま、誰かとつながる、つながらないの点で見るよりも、自分の情報がこの先も残るという線で考え、SNSを活用していきたいものだ。

【調査概要】
1.調査の方法:株式会社ネオマーケティングが運営するアンケートサイト「アイリサーチ」のシステムを利用したWEBアンケート方式で実施
2.調査の対象:部下がいない、且つ上司がいる20代会社員、部下がいる30代~40代会社員
3.有効回答数:400名(20代会社員:200名・30代~40代会社員:200名)
4.調査実施日:2017年8月31日(木)~2017年9月5日(火)の6日間