いくら外で雨が降ろうが、風が吹こうがオフィスに入れば「はぁ…すごい天気だったね…」と同僚と一息つけるはず。そう、オフィスは快適に仕事ができて居心地のいい空間のはず。ところが、そうでもない会社もあるみたいです。内憂外患。阿鼻叫喚。魑魅魍魎。今回は“実録”オフィス内事件簿と称して、会社で起きた衝撃的な事件を公開。「私のオフィスってなんて平和で快適なんだろう。てへぺろ」と、アナタの職場環境のすばらしさを再認識する機会になれば幸いです。
1件目/私の“超”高級万年筆はどこに…?
入社半年目の経理Aさん。とても高級な“某有名ブランド”の万年筆を使っていたそうです。ただ、人を疑うことを知らないAさんはいつもデスクにその万年筆を置きっぱなし。その日も何気なくトイレに向かった後、仲間と一服していたんだそうな。「ふぅ…」とデスクに戻って一息つき、事務作業を再開しようとすると、ない!万年筆がない!マンネンヒツガナイ!!さっそく社内の掲示板に「どなたか私のマンネンヒツを見かけた方はいらっしゃいませんか?」とメッセージを投げるAさん。ところが全く反応ナシ。3時間後、しびれを切らしたAさんは再びメッセージを送信。「ある大作家から譲り受けた由緒正しい万年筆なんです。少しでも情報をお持ちの方は、どうぞご連絡お願い申し上げます」と。しかし、それでも反応ナシ。とうとうAさんの堪忍袋の緒が切れました。「誰が盗んだんじゃー!!!こんなこと許されるとでも&%$#$&%…!!!」と半狂乱のメッセージを送るAさん。翌日以降、Aさんは会社に来なくなってしまったそうです。その後、万年筆とAさんの行方を知る人は誰もいないとのこと…。
2件目/ 社内で評判の良いあの人がなぜ…?
ある企業の営業部にBさんという人がいました。何しろ仕事ができて、社内での顔も広い。しかし、実はBさんにはウラの顔が…。それは社内のみんなに惜しまれつつ退職した後に発覚したことだったのですが、実はBさんはある企業から大量にギフト券を購入、一部の社内メンバーや身内、友人などあらゆる人に転売していたんです。もともとお付き合いのある会社ということもあって、定価よりも安く手に入るギフト券。それを定価で転売していたようです。この件は裁判になり、相手側からは数億円規模の金額を請求される事件に。結局このときはBさんに容疑はかからず、賠償金請求もなくなったのですが、驚くべきはその3年後。ふとテレビのニュースを見ていると、なんとBさんの姿が!!詐欺の容疑で逮捕されている報道でした。全く同じ転売方法を、また違う会社でも行なっていたようです。人は見かけによらない…おそろしや…。
3件目/出社したら誰もいない…?みんなどこに行ったの…?
あるところにデザイナーとコピーライターが所属する、少数精鋭の広告制作会社がありました。ただ、この会社にはひとつだけ大きな悩みが…。それは「制作物のクオリティがなかなか上がらない」こと。社長はクオリティをあげるために、制作陣にそれはもう高い要求をするように。もともと抱えていた業務の量もさることながら、いきなり格段に高いクオリティを求められたこともあって、制作陣は徹夜続きで仕事をするようになったそうです。そんな中、ちょっとした事件が発生。ある社員が某クライアントに完成した広告物を持って行く際、電車内にその広告物を忘れるという悲劇が起きたんです…。寝てなかったせいもあって、集中力がなくなっていたのでしょう。急いでさまざまな駅事務所に電話するも、結局その広告物は見つからずじまい…。肩を落として会社に戻ると、社長から東京中に響きわたるくらいの声で怒鳴り散らされ、他の社員も含めて社員全員が正座をさせられるという事態に。そして翌日社長が出社してみると、メンバー全員分の辞表がデスクに置かれていたそうです。社長と制作陣の溝は思いのほか深くなっていたんですね。その会社は社長以外のメンバー全員がいなくなったことで、解散するという結果に…。
【まとめ】
窃盗疑惑、詐欺、失踪。今回ご紹介したお話は、滅多に遭遇しないレアケースばかり。たくこも今までを振り返ると、出張に行ったまま帰ってこなかった冒険者(今でも元気にやっているそうです)や、お昼休みに出かけたままどこかに行ってしまった遊牧民(たぶん今も元気だと思います)を見かけたことがありました。本当にいろんな人がいるものですね。はぁ…そんなことよりイケメンを誰かさっさとたくこに紹介しなさ(ry。