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駆け出しライターの憂鬱。読みやすい文章ってどう書くの??

Creative Writing Concept With Pencils, Coffee Cup, Notepad and Crumpled Paper on Table, Top View.

「イエアァァァァーッ!!」と浮かれ気味でライターデビューした私こと、たくこ。そして現実を知り、文章の深みにはまるたくこ。奇声を上げながらはしゃぐ昔の自分の口に、それはもうぎゅうぎゅうにマシュマロを詰め込んでやりたい今日このごろです。さて、みなさんは、作文を書くのは得意ですか?読書感想文やらレポートやら、学生時代は何かと作文を提出させられていましたよね。今回、駆け出しライターのたくこは師匠から「私と仕事」というテーマで作文を書けと言われて、書いてみたんです。全力で。でも、たくこの書いた作文は師匠からの叱咤激励で真っ赤に染め上げられて返ってきました。「これじゃイカン!」とハッとしたので、始末書代わりにこの場を借りて共有させていただきます。普段から提案資料やちょっとした長文のメールを書く方にとって、または1秒間でもライターになりたいと思ったことのある方にとって、少しでも役に立つ情報があれば幸いです。

その1「文字数かせぎはダメ。絶対。」

読書感想文が宿題で出されたとします。今まで原稿用紙3枚以上とか1000文字以内とか、なかなかの文章量を押しつけられていませんでしたか?しかし、必ずしも「文字数の多い作文が作れる」=「文章を書く能力が高い」ではないんです…と、いきなり日本の国語教育に問題提起してしまいましたが、読み手に伝わりやすい文章を書くためには、まず文字数を水増しするという発想をなくすことがスタートです。本当に伝えたいことは思ったより短いもの。不必要な文言はどれだろうという意識で自分の書いた文章を見直すと、どんどん内容は洗練されていくはずです。

その2「作文で伝えたいことは、ひとつだけに絞る。」

いざ作文を書き始めると「あ、そうだこれも文章に入れておこうかな…」、「うむ、あの出来事も捨てがたいでござるな…」など、あれこれ詰め込もうとしてしまうもの。文章を書きながらあれもこれもと情報をつけ加えると、結果的に読み手に何を伝えたいのかわからない文章ができあがってしまうんです。たくこの場合、作文のテーマは「私と仕事」でした。この作文で一番伝えたかった内容は、「アイデアを創出することにオンオフはない」ということ。なのに、どうしても違うことを言いたくなってしまったんですね。特に文章につまったときに、その病が発症します。文章につまった際は、まず他の内容を盛り込むのではなくメインで伝えたい内容がこれで合ってるのかと自分で振り返ること。「読み手に伝えたい想いはひとつだけ…」とつねに念じながら、作文を書き進めていくといいかもしれません。

その3「文末が重複する病はすぐに治そう」

「あ!そうです!ですです!」と、実世界において“です”を連発する病にかかっているたくこは放っておいて、自分の書いた文章が気づいたらすべて「思います」で締めくくられていた…なんてことはありませんか?「ます」や「です」が連続で続くと、読みにくい文章になってしまいがち。合間に体言止めを使ってみる、倒置法を使ってみるなど、文章を書き終えたら文末を気にしてチェックするといいかもしれません。普段話しているときは「…ですね」、「…ますよ」など、言葉遣いを無意識のうちに工夫しているはず。文章を書くときもちょっとだけ意識してみてください。

【まとめ】

文章は読み手に時間を使って読んでもらうもの。だからこそ、「おもてなし」精神が必要ということを今回の作文を書くという課題でたくこは痛感しました。同じ内容を繰り返し書いてしまったり、話があちこちに飛んでしまったり。読み手にとって、そのような文章はストレスでしかありません。「ひとつの文章で伝えることはひとつだけ」ということを、ぜひこれから提案資料やメールを作る際に意識してみてください。今回の記事が少しでも読みやすい文章を作る上でのヒントになれば、たくこは天にも昇る気持ちです。