ゆるキャリ派に贈る!年末年始休暇に読むべき一冊
待ちに待った冬休み!思い切って海外旅行?女子会兼ねての鍋パ?地元の友達と初もうで?楽しいこと盛りだくさんの毎日がはじまります。でもゆるキャリ女子のみなさん、ちょっとまった。そんな中でもちょっとだけ、マジメに自分を磨く時間を持ってみては?そこで今回はふだんあんまり本は…という読書ビギナーにもおすすめの一冊をご紹介いたします。これを読めば2017年は進化型ゆるキャリになれる!?かも?
思いっきり感情移入!恋愛小説の決定版
▼ブルーもしくはブルー (角川文庫)
山本文緒(著)
ちょっと恋から遠ざかってるかも…なんてあなたにおすすめなのが、山本文緒さんの恋愛小説です。ピックアップした表題作の他にも「恋愛中毒」「プラナリア」「みんないってしまう」など名作がたくさん。恋愛小説を書かせたら右に出るものなし!とまで言い切れるほどの名手です。また恋愛から離れたテーマでも15の職種を通して職場での人間模様を描く「絶対泣かない」も働くゆるキャリ女子の共感アンテナにビンビン響くんじゃないかしら。山本文緒さんの文体はとても静かで、優しさの裏に秘めた一滴の墨を感じさせてくれるので、読書ビギナーのあなたでもとっつきやすく、気づけば一流の文学作品を鑑賞する審美眼が磨かれていることになるでしょう。
キッチンに向かう機会が増えちゃうかも?
▼侠飯 (文春文庫)
福澤徹三(著)
えっ!?なんで女子が「おとこめし」?なんて思わないで。原作がコミック化されたり、生瀬勝久さん主演でテレビドラマにもなったヒット作なんです。この小説、ストーリー自体は結構ハードボイルドタッチな雰囲気だったりするんだけど、章ごとに必ずおいしそうな料理が出て来るのがポイント。しかもレシピっぽく紹介されているので、見よう見まね、っていうか読みよう読みまね(そんな言葉ないですね)で作ってみたくなっちゃうことうけあい。その上、最後はスカッと、ホロッと、なんともさわやかな読後感に包まれたりして。とにかく一冊で何度も美味しい作品です。小説の中に出てくる料理、おせちに飽きちゃった彼につくってあげるなんてのもいいかもよ。
あるあるネタで笑いたいあなたに!
▼だめな女の生活
コメダ(著)
アメブロで人気を博したコミックエッセイの書籍化。残念なことに現在は長らく更新されていなくて、ファンの人たちをやきもきさせちゃっているコンテンツです。決して上手とはいえない絵なんですが、なんともいえない味わいあるタッチに惹きつけられる人も多いんじゃないでしょうか?そしてそんな絵によってひきたつのが、どこにでもいる女性ならみんな感じる小さなあるあるネタの数々。思わず「うんうん、わかるわかる」とうなづくゆるキャリ女子続出!な一冊です。もちろん笑いだけでなく、心の底のほうがほんわかするお話もあり、何度も繰り返して読みたくなるはず。それにしてもブログの更新が待たれる人です、コメダさん。みなさんもこの機会に一読してブログにも遊びにいってみてはいかがでしょうか。
【まとめ】
最後はコミックエッセイの紹介になりましたが、とにかくまとまった時間がとりやすいお休みの間にちょっとでも活字に触れておくと、なんとなく心が豊かになった気がしますよ。年明け、彼氏や意中の人と読んだ本の話で盛り上がってみるのもいいですね。