会社で感じるストレスの原因は人間関係が多いようですが、職場環境そのものもあなどれません。会社のオフィスは、自宅よりも過ごす時間が長い場所。室温や雑音はもちろん、椅子の座り心地ひとつにしても、気になりだしたらキリがなくなるでしょう。しかもそれが毎日だとしたら、小さなイライラや不快感であっても大きなストレスに…。
ひたすら無言…!会話がないオフィス
「私語禁止」が会社規則であるわけでもないのに、なぜか社員全員が無言で黙々と仕事しているオフィス。室内にはカタカタとパソコンのキーボードをたたく音だけが響き、咳払いひとつでもしようもんなら全員が振り返るんじゃないかと思うような静まりよう…。こんな環境では、質問や相談があっても当然話かけづらくなります。もし会話できたとしても、みんな気まずくてボソボソと小声、もしくはメモや社内チャットで済ませてしまったり。静かなぶん仕事に集中できていいのかもしれませんが、会話がなさすぎるのは意外と息が詰まるもの。中には、みんなイヤホンをしていて気づかない、会話のときでもパソコンに向かったまま目線をあわせようともしないといったコミュニケーション不全のようなケースも。また、似たような環境として、パーテーションで囲まれすぎている会社も人と接触する機会が少なく、圧迫感からストレスがたまるようです。
ここは小学校?やたら張り紙が多いオフィス
売上目標や士気を高める鼓舞の貼り紙ならわかりますが、内容があまりにも基本的もしくは一方的な張り紙だと見るだけでストレスになることも。それも1枚だけでなく、廊下の壁一面だったり、窓、ロッカーの横…いたるところに貼ってあるのはいかがなものか。内容も「挨拶は元気よく」「朝はおはようございます、帰りはお疲れさまでした」と、まるで小学校の教育ポスターのよう。手段が間違っていませんか?と言いたくもなります。中でも「気をつけよう!1枚〇円!」という貼り紙が何枚もコピー機の前に貼られていたのを見たときは、これだけで一体いくら無駄になっているのか?本末転倒な気がしてなりません。
ちょうどよくできないの!?やたら暑い・寒いオフィス
1日のうち、長い時間を過ごすオフィスだからこそ、快適に過ごしたいもの。特に室温は快適さを維持する重要なポイントではないでしょうか。その室内がやたら暑かったり寒かったりすれば、当然ストレスになりますし、からだにも負担がかかります。例えば、パソコンの熱で室内温度が上昇しているのに空調は扇風機数台だけだったり、締め切られたオフィスビルで空調がやたらと低い23℃に固定…など。体調管理も仕事のうちと言われますが、こんな過酷な環境であれば、風邪をひいてしまうのもうなずけます。
まとめ
筆者もオフィスビルの過酷な冷房にやられて風邪をひいたことがあります。真夏なのに長袖のカーディガンを着て、ストールを巻き、冬用の厚手ブランケットを羽織って仕事をしていました。特に女性にとって「冷え」は大敵。血流が悪くなり、むくみや生理不順、頭痛などを引き起こすことも。ストレスどころの話ではないので、からだの異変を感じたら無理をせずに上司に相談を。