そのつらさ、言わずに我慢してる?働く女性の生理不順対策

そのつらさ、言わずに我慢してる?働く女性の生理不順対策

生理不順

仕事を一人前に任せてもらえるようになり、前より断然忙しい…そんなキャリアの波にのっているときこそ気をつけたいのが生理不順。突然やってくるようで、忙しさにかまけていた自分の身体が発するSOSのサインでもあります。しかし、デリケートな女性のからだのこと。誰にも相談できず、思うように仕事もできず、会社に迷惑をかけて悪いなと引け目を感じる人も少なくないみたい。生理不順は決して悪いことではなく、女性なら誰もがなってしまう可能性があるもの。もんもんと悩んでしまうよりも、思い切って我慢から自分を解放してみるのもひとつの手。そこで「心・技・体」の3つの視点から、生理不順を乗り切るポイントをご紹介します。

心:生理不順はアナタだけじゃない!悪いことだと思わない

生理不順はホルモンバランスの乱れによって起こるもの。疲れやすい、だるい、頭痛といった、からだの不調だけでなく、精神面にも影響を及ぼして情緒不安定になってしまうことも。理由もわからずイライラしてしまう、落ち込みやすい…こんな症状のとき。いつもの自分だったら平気なことでも、心は敏感になってしまいがち。このテンションに引きずられて、生理不順になってしまった自分が悪い…なんて罪悪感が振り払えなくなったら、まず横に置いておきましょう。原因はホルモンバランスの乱れであり、生理不順になるのは自分だけではないのですから。社会人なら自己管理をしっかりしなきゃという気持ちもわかります。しかし、自分でも気づかないストレスは結構あるもの。仕事を頑張ってキャリアを積むことに専念してきたからこそ、生理不順というサインでからだがブレーキをかけているのかもしれません。そう思えば、素直にからだの声に従ってみるのもいいのではないでしょうか。女性の先輩が職場にいるなら、その人に相談してみるのもアリ。もしかしたら、同じ道を通ってきたかもしれません。

技:できるならすぐに!業務量と環境の調整

生理不順なんて病気じゃないんだから、業務量の調整なんてできるわけがない…という声もあるとは思いますが、だからといって放っておくのもどうでしょうか。この先、症状が悪化しないとは限りません。できるなら上司にかけあって、業務量を調整してもらえるといいでしょう。上司が男性だと伝えにくい気持ちもありますが、隠したまま体調が悪化して急に欠勤続き…となるより、そこは言っておいたほうがベターではないでしょうか。また業務量を調整してもらったあと、どこにしわ寄せがいくのか把握できるなら、無理しない範囲でフォローや差し入れをするのも手。あとは、自分のデスク環境を見直してみましょう。とくに冷房の風があたりすぎていたり、風が吹き込んで寒い窓際は気づかないうちにからだが冷え切ってしまうことも。席替えができればいいですが、難しい場合がほとんどでしょう。ひざ掛けやシルク混などの保温性のあるカーディガンなどで、からだを冷やさない心がけを。ジンジャーティーやスープなど温かい飲み物をとるのもオススメです。

体:とにかく自分のからだをいたわるのが先決!

生理不順

まずは早く帰宅するようにするのが先決です。残業続きであったのなら、たまには定時で退社を。また、食べるものにも気を配るのも大切です。食事はからだづくりの基本。早く退社できて自炊する余裕があれば、スーパーに寄って自分のからだのために食事を作ってみましょう。添加物や保存料が入っているコンビニ飯やファーストフードは、不調のあるからだには良いものとはいえません。そして、一度は婦人科へかかること。ただの生理不順だと思って放っておいたら婦人科系の重大な疾患だった…ということにならないよう、早めの受診を。薬が必要なら医者に仕事の状況や立場を説明して、自分にあった処方をしてもらえるといいですね。病院によっては、漢方を処方してくれるところもあるようです(ただし症状による)。

まとめ

筆者自身も平日も土日も関係なく激務続きだったとき、不正出血や生理不順を経験しました。自分のからだがいつもと違うなと感じると、やはり不安で心細いもの。しかし、自分の抱えていた仕事を同僚や後輩に代わりにやってもらうことにも抵抗があって、自分の体調が悪化するギリギリまで我慢していました。でも結局仕事ができなくなって休むハメになったので、早めに動いてケアしていればなぁと後悔。キャパシティを超えて頑張り続けると、必ずからだがブレーキをかけます。急ブレーキで倒れないように、少しでもおかしいと感じたら、早めのケアにまわりましょう。

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