採用要件は決まった。社内の連携も固まった。業者の選定も終わった。さて、次にすべきは…そう!取材です。より効果的な求人広告を作ってもらうためには、業者側の営業や制作担当者に自社の魅力を余すところなく伝える必要があります。ただし!そのためには人事担当者だけでなく、社内一丸となって協力体制を敷かなければなりません。
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取材対象者の選定は慎重に
当日はおそらく現場から責任者か、もしくは採用ターゲットに近いエース級の社員に時間をとってもらい、取材に臨むことになります。その際に気をつけたいのは人選と根回しです。ほとんどの人が取材を受けた経験がありません。それなのにいきなり本番!ではしどろもどろに…ということになりかねませんよね。人選はまず、成果を出せていることはもちろん、しっかりと意見が言えるキャラかどうか。そして根回しは取材の目的と語ってほしいことのガイドラインをあらかじめ伝えておくようにしましょう。
当日はほぼ100%撮影が
活気ある社内の風景はいまや求人広告の定番といっても過言ではありません。間違いなく業者がカメラを持って社内を撮影することでしょう。こちらから画像が用意できるのであれば問題ありませんが、そうでないなら撮影の旨をあらかじめ社内に広報しておきましょう。デスク周りはできるだけ整理整頓。部屋の隅にダンボールなどがうず高く積み上げられたりしないように。さらにメンバーには笑顔で対応してもらうようにお願いします。
数値などのデータは後日送付
取材は主に現場社員に向けて行ないます。時には経営トップであったり、人事であるあなたに行われるケースも。ただ、比較的「定性的」な話が多くなりがち。そちらのほうが盛り上がるし、いい原稿には欠かせないポイントだからです。しかし求人広告のもうひとつの側面「定量データの正確な情報開示」を忘れてはなりません。そこでおすすめなのが、給与や勤務時間、資本金といった数値については当日中にもファイルにまとめてメールで送付するやり方です。ただしセキュリティ上の問題からロックをお忘れなく。
取材の善し悪しがその後の原稿作成を大きく左右します。しかもやり直しがきかないので、万全の準備をして臨みたいもの。当日は社員全員で協力するぐらいのスタンスで良い取材になるよう心がけましょう。