その“熱意”はホンモノか?疑わしい応募者のパターン3態
面接で理路整然と応募動機を語る、自社の利益に貢献すると熱意たっぷりにプレゼンする、とにかくキラキラしている…どう考えてもハナマルをつけて二次面接に通したくなるような一見優秀な求職者。しかし!しかしですよ、筆者は過去何百人もの面接を経験した上で断言しますが、あまりに熱いタイプ、切れ者っぽいタイプはちょっと慎重に進めたほうがいいです。疑ってかかってちょうどいいぐらい。
根拠のないガンバルマン
とにかく熱い!熱く志望動機をガンガン語る!前向き、元気、猪木!ってぐらいの勢いいいお兄さんやお姉さん。こういうタイプはたいがい「採用されること」がゴールなんです。そのために最高の自分を作って面接に臨むことが多いので、割とキャリアの浅い人事担当だとコロッと騙されちゃいます。こういう人材は当然、どこか無理しているので勢いが続きません。なので、怪しいなと思ったら即決せずに、さまざまな理由をつけて何度も面接に呼んじゃいましょう。そのうちメッキがはがれるかも。
やたらキラキラ輝き系人材
男女問わず、第一印象がいいのが特徴。それもお化粧やスーツの着こなし、いやみのない香水など外見がものすごくいい。キラキラしていて、いかにも有能そうです。こういうタイプは見せ方へのこだわりにばかり意識がいってしまい、中身が追いついていないケースがほとんど。内定後の条件交渉面談で「えっ!?」と驚くほどトーンダウンしていて、みすぼらしく見えることも。面談では仕事の具体的な内容に言及したり、ミス発生時の対応を聞くなどできるだけ実力が図れる質問を投げてみましょう。
クールな理路整然タイプ
言ってることに一本筋が通ってて、おぬしなかなかやりおるのう…という印象を抱いてしまいがちなこのタイプ。発言のどれをとっても突っ込めず、非の打ち所がないのですごくできる人のように見えます。しかし!この手の人材も入社後には膝から崩れ落ちるかのように「思考停止」に陥ってしまうケースが。なぜかというと、やはり前述の2パターンのように「面接にピークを持っていく」思考だからでしょう。こういうタイプには意表をつく質問(以前このコラムで紹介したような)をぶつけてみましょう。
面接までは超優秀だったのに、入社後はバケの皮がはがれたように普通の人(または普通以下)の活躍になってしまう…これってお互いにとって不幸なはず。内定出し、採用までは慎重に行なうべきです。