志望動機からはわからない人間性を見抜くユニークな質問3選
学歴や職歴、所有する資格などは履歴書を見ればわかります。だからこそ面接では外見やスペック以外の部分、つまり人間性を見抜きたいもの。ところが、多くの面接では「志望動機は?」「過去にいちばんつらかったことは?」といった紋切り型の質問が横行しているようです。もちろんこれらのベーシックな質問も大事ではありますが、おそらくホンネを引き出すことは難しいはず。
駅から自宅までの道順を教えてください
たとえばこんな質問をしてみてはいかがでしょう。この質問の回答からわかることは、ふだん周囲にどれだけ目を向けているか、季節や風景の移り変わりに意識が向けられているかという本人の好奇心。そしてそれをまったく知らない人に伝えられる表現力、相手を思いやるスキルなどです。これだけでも紋切り型の質問からはわからないことがいくつも手に入れることができます。あとは質問に対する反応力、ユーモアなども推し量れるはず。総体的なコミュニケーションスキルが問われる質問だと思います。
最後の晩餐に何を食べますか?その理由も
この質問もうっかりすると答えが山のように出てきてしまい、しどろもどろしてしまいがち。元気ないまだけに考えただけでも「あれも、これも…」と悩んでしまいますよね。この質問の回答からわかることは、ブレない芯を持っているかどうかです。もちろん「最後の晩餐ですか、ミートスパ一択っす!」みたいな回答ができる人がいるとは思えません。見どころはそこじゃなく、きちんと熟考して答えようとしているか。また出した答えをあとからとっかえひっかえしないか、というところです。
生まれ変わったら何になりたいですか
ウルトラマンとかR2-D2なんていうどっぷりファンタジーな回答をする人はここで見極めたほうがいいと思います。そうじゃなくて、ある程度実現可能性がありそうな(そこそこ夢が入っていてもいいですが)職種や役割を上げてくる人は、その人の履歴と見比べてみましょう。そうなれなかった理由やそうなるためにはどこでどんな努力をすればよかったか、が比較的わかりやすい人なら、いわゆる夢見るユメ子ちゃんではないということがいえます。
いかがでしょうか、どの質問もおそらく応募者の想定の範囲外のものばかりだと思います。それだけに答え方などに応募者の素顔を見ることができるはず。面接も盛り上がるのでぜひお試しください。