働き女子の身分証明には”原付き免許”がオススメ!?3日で取得してみた

働き女子の身分証明には”原付き免許”がオススメ!?3日で取得してみた

「えっ顔写真付きの身分証明書持ってないの?今までの人生、どうやって身分証明してきたの?」友人にそう聞かれ、何も答えられなかった…学生時代、免許取得の波に乗らなかったため、大学卒業後は保険証で身分を証明してきたからです。万が一職質されたとき”自称ライター”になってしまうのが怖い…そろそろ顔写真付きで信憑性の高い身分証明が欲しい…マイナンバーは落とすのが怖くて持ち歩きたくない…。何か身分証になるものはないか、探す日々が始まりました。

顔写真付きの公的身分証の種類

顔写真がついている公的な身分証には、耕運機などを運転できる小型特殊免許、パスポートなどさまざまなものがありました。その中でも、私は7800円で即日交付される原付き免許に注目。手ごろな上に参考書もたくさんあるため、試験対策もバッチリできるからです。

だらだらと勉強していたらそのうち身分確認なんてどうでも良くなりそうなので、3日間で取得することを決意しました。絶対一発取得するぞ!と意気込んで購入したのはこの本。試験に出る交通ルールや5回分のテスト問題などが載っていました。3日間、通勤往復時間と帰宅後の1~2時間をみっちり使い知識を頭に叩き込み。試験当日の朝には、ニュース番組を見ても標識にしか目がいかなくなるほど勉強しました。社会人になってからは参考書を買って勉強をする機会がなかったので、結構楽しかったです。

原付き免許取得試験当日

免許センター外観

【8:00】受付の30分前に免許センターに到着。学生の長期休暇中は特に混み合うので、早めに行くのがオススメです。

免許センター内装

私の地域の免許センターは改装したばかりのようで、とても綺麗な内装でした。

まずは、印紙が購入できる窓口で試験手数料1500円分の印紙を買います。その次に受付に申請書をもらいに行きました。申請書には、名前、連絡先、現住所、本籍などを記入し、証明写真を貼付。貼る写真のサイズは3cm×2.4cm。証明写真機がある免許センターもあるみたいですが、スムーズに受験するためにも事前に撮影を済ませておくのがオススメ。すべての記入が終わったら、受付に申請書を提出します。

受付を終えると、そのまま視力検査へ。小学生の頃から両目1.5をキープし続ける私は、持ち前の視力を遺憾なく発揮。ドヤ顔で通過しました。

試験会場

【8:30】視力検査が終わると試験室に通されます。試験開始の9:30までひたすら待機です。

【9:30】試験開始。試験は全部で48問。うち2問がイラスト問題(3箇所完答で2点)でした。15分ほど経った頃、途中退席OKの指示があります。集中力に自信がない人は、この15分間で一旦すべての問題を解き終えておくのがオススメ。問題を解き終わった人たちは容赦なく音を立てて出て行きます。

<試験のポイント>
「必ず」「原則は」「~だと~しなければならない」などひっかけ問題に注意すること。「解けたから」と満足せず、時間いっぱい見直しましょう。

【10:00】試験終了。結果発表までの約30分間は廊下で待機します。私の横に立っていたギラギラのギャル2人は奇跡的に元カレを発見し、「マジだ」「マジだ」と眉間にシワを寄せていました。地元み溢れる空間で非常にエモかったです。

結果を待つ受験者

【10:30】結果発表。受験番号がモニターに映し出されます。不合格の人はそのまま教室に待機、合格者は隣の教室に移動します。

【10:40】合格者は、この後のスケジュールについて説明を受けます。長々と説明されますが、大切なのは交付手数料2050円と原付き講習手数料4500円分の印紙を購入しておくこと。免許証発行の際、必要になる登録カードを作成しておくことの2点。説明後は13:25までの謎の長時間休憩が与えられました。

免許センター周辺

あまりに長時間だったため、免許センターからの脱出を試みました。が、バスを乗らないと駅まで片道15分。行ったところで特に何があるというわけでもないため周辺をひたすら徘徊。免許センター内のコンビ二で昼食をとり、写真撮影に向けてひたすら化粧を直す時間が始まります。

※ここから先は写真撮影禁止のためイメージ画像でお送りします。

試験会場に入る人々

【13:00】暇を持て余して、集合場所の教室に向かうと既に多くの合格者が教室に入ろうとしているところでした。集合時間よりも10分ほど早く説明が始まり、写真撮影の部屋に通されます。噂には聞いていましたが、表情をつくる時間はゼロ。イスに座った瞬間に撮られました。できあがった免許証からは、無事、髪の毛を食べている自分の姿が確認できました。

講習を受ける人々

【13:45】写真を撮り終え、実習場に移動。私が受験したときは合格者が多く、70人ほどいたため4グループに分けられました。4グループ中3グループはエンジンのかけ方や停め方などから丁寧に教わるグループ。あとの1グループはなぜか運転したことがある人で、初っ端から普通に走らされるスパルタグループです。おじさん先生に「絶対運転したことあるね!?何も言わないから正直に言ってみて!?」と根拠のない地獄の絡みをされ、ブンブン走るイケイケグループに入れられることもあるので注意が必要です(※体験談)。

セミナーの会場

【16:00】実習終了。休憩する間もなく座学へ。10~15分の映像資料を見た後、講義を受けます。ただ、学校や塾のようにがっつり学ぶのではなく、筆記試験の内容をさらっとおさらいする程度でした。

配布資料

こんな資料が配られます。これで私もライダーです。

原付免許受講申請書 【16:45】座学終了。講習受講申請書に交付手数料2050円と原付き講習手数料4500円分の印紙貼り、確認の判子をもらいます。その後、丁寧すぎる免許証配布の説明を受けたら、いよいよ免許証の受け渡し。免許証を受け取ったあとは、休憩時間に作っておいた登録カードを使って免許証に本籍を紐づけます。合格者の人数によって変わるとは思いますが、大体17時前後にはすべての過程が終わるはず。これで晴れて身分を証明できます!

【まとめ】

金融機関で口座を開設する際やクレジットカードを申し込む際などの本人確認の場合。顔が確認できない保険証などは、それ以外にも本人であることを確認できる公的書類が必要になるんだとか。今後はますます本人確認が厳しくなっていくことが予想されます。顔写真付きの公的な身分証を持っていない方は、ぜひお手ごろな原付き免許を取得してみてはいかがでしょうか。

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