女子ツク!働く女子の毎日に、もっとドキドキワクワクを。

この波にのるべきか!?働く女性の起業ブーム3つの傾向

日本の社会における終身雇用の神話は崩れ去り、働き方において「起業」が「就社」と同じ舞台にあがってきました。就社に疑問を持ったり、結婚・出産などを機に起業・独立に踏み切った女性は、むしろ増えているのではないでしょうか。起業セミナーやコンサルティングといった起業支援もFacebookやアメブロなどでよく見かけるようになりました。一体いま、女性たちはどんなスタイルで独立・起業していくのでしょうか?

さまざまなしがらみから解放!好きなことで起業する

好きなことを仕事にする。昔からあるようで実現している人は少ない、まさにあこがれの働き方ですね。面倒でも嫌でも仕事ならやらなければならない会社員のしがらみから解放され、好きなことだけで食べていけるのは確かに楽しいもの。しかし、ジャンルによっては競争率が激しく、お金をいただけるレベルになるまでは相当な努力が必要になり、稼ぐノウハウまで身に着けていくのは一朝一夕でできることではないはず。好きな気持ちだけではなく、ホームページ運営や売り込み方法など幅広い知識を吸収する、人脈を広げていくハングリー精神も持ち合わせていないと途中でくじけてしまう場合も。「好きなことは仕事にしない方がいい」といわれるゆえんは、ここにあるのかもしれません。また、自分の好きなことが本当にわかっている人は一体どれくらいいるのでしょうか。本や著名人の影響を受けて他人軸で好きなことを決めてしまった、手っ取り早く簡単に稼げそうなことを好きだと思い込んで始めてしまう人も中にはいるようです。

これまでの経験をいかす!ノウハウを提供して起業する

今までの経験や資格をいかし、自分ひとりでもやっていける起業スタイルです。ノウハウは同じ分野でも人によって持っているスキルや考え方が違うので、独自性を出すことや差別化がしやすいこともポイント。未来永劫つきない人の悩みや課題。それを解決するノウハウを提供していくことは、純粋にニーズが高いサービスといえるのではないでしょうか。ただし、利益を出すことに傾倒してしまったり、時代の流れに沿って内容を変えていかなければ形骸化しやすいともいえます。世間の移り変わりは思っているよりも早く、人々の興味や悩みもかたちをあわせて変わっていくもの。常にアンテナをはって流行をキャッチし、ノウハウをブラッシュアップすることが必要になってくるでしょう。

実は割り切りが大切?得意なことで起業する

得意なことがそのまま仕事につながり、起業したというケースは珍しくないもの。例えば、ライター、プログラマー、イラストレーターなど。最近では、ハンドメイド作家やDIYアドバイザーなども話題です。趣味が高じてプロになった、そのスキルがはじめからお金がとれるレベルだった、会社員生活で十分なスキルを培うことができたなど、無理なく自然とその道に入っていった人が多いのではないでしょうか。しかし、中には仕事だからできるけど、そうじゃなかったらやっていないという割り切りタイプも…。必ずしも得意なことが好きなことであるとは限らず、そのポイントの見極めが大事になってくる起業スタイルでもあります。かく言う筆者もライターだから、書くことが死ぬほど好きか?と言われれば、正直微妙なところ。働く中でやり続けてきたことで面白くはあるけれど、好きかどうかで考えたことがないのです。

まとめ

女性の起業は当たり前になりつつあり、一時期のキラキラ感は少し息をひそめ、落ち着きを見せているような気がします。一番注意したいのは、他の人をみて安易に自分のやりたいことを決めてしまうこと。本当に自分が心からやりたいことが見つかったとき、“稼ぎが良いから” ”楽だから”などの理由で始めてしまった「偽・好きなこと」をやめる決心がつかない場合も。また、見つからない、わからないから起業支援セミナーなどに参加する人も少なくありませんが、そこで“一生これで食べていく”と思うほど好きなことがわかる可能性はそうそうないと思った方が賢明でしょう。自分の大切な生業となるものは、時間をかけながらかたちづくられていくものかもしれません。