会社での仕事は基本的に部署やチームで動くもの。その中でリーダーや中間管理職ともなれば、部下を抱えることになりますよね。新卒社員だろうが中途入社だろうが、仕事を遂行する上では大切な部下の存在。しかし、中にはトンデモ部下に遭遇してしまったケースもあるようです。
トンデモケース1:すがすがしいまでの開き直り部下
業務フローや手順が重要になってくる管理・サポート系の職場でのできごと。業務に付随するフローを守らない、行なった手順が抜けているために呼び出されたとある部下。どうして守らなかったのか理由を聞くと一言、「それ、いま関係ありますか?」。たまたま虫のいどころでも悪かったのか…いや、それにしても、さすがに受け答えが斜め上過ぎて上司は開いた口がふさがらなかったそう。また、繁忙期に人員が足りず、宙に浮いたままの業務をその部下へお願いしてみたところ、「上司さんがやった方が早いと思います」というツバメ返し!ここまでくるとあきれるどころか肝が据わりすぎていて、将来どんなやつになるんだろうと面白い半分、当然不安にもかられます。
トンデモケース2:親がすごいから自分もすごい部下
ご両親がそろってとある分野のプロフェッショナルという部下。その華々しい活躍を見て育ってきたためか、同じ分野の仕事に意気揚々と着任。しかし、いざ仕事をやってみたら自分の才能はそこまで開花しなかったというケース。この場合、やるせない気持ちがあるとはいえ、身の程を知って考えや気持ちを改める方が多いのではないでしょうか。しかし、親がすごいのだから自分もすごいんだと、かたくなに思い込んでしまっている人が中にはいるようで…。先輩・上司からの意見は聞かない、テクニック重視、自分が思った通りの結果が出ないと納得しないなど、親の七光りが照らし出したのは“困ったちゃんぶり”という残念な結果に。社会人としての礼節がともなわなければ、才能があったとしても認められるチャンスを逃しかねません。
トンデモケース3:愚直すぎる新卒部下
新卒部下へ一番初めに任される仕事として多いのは電話番ではないでしょうか。しかし、広いオフィスだと外線よりも内線がほとんどとなり、電話番ならぬ内線番になってしまうこともあります。先輩から「電話は必ずとるように!」と教えられた新卒部下は、愚直なまでにそれを守り、電話を取る、取る、取る…。しかも内線先の人物が席にいようとおかまいなし!とりあえず、何でもかんでも先に電話を取る!“内線バカ”とでも呼ぶべき、この新卒部下の仕事っぷり。素直さも度が過ぎると、少しは空気を読んでくれと周りが願いたくもなります…。
まとめ
部下を抱える身になると、今までは見えてこなかった苦労や先輩、上司の恩恵がわかってくると思います。部下をひとりひとりちゃんと見るということは、かなり骨が折れるもの。しかし、誰しも最初からうまくはいきません。あまりにもトンデモな場合はのぞいて、どんな部下でもマネジメントできるスキルが身につけば、あなたのビジネスパーソンとしての市場価値も上がってくるはずです。