女子ツク!働く女子の毎日に、もっとドキドキワクワクを。

こんなに違う!総合職と一般職の働き方と考え方

近年、女性の総合職採用者数は、右肩上がりに伸びています(とはいえ、まだ男女比では約8:2にとどまっていますが)。一方で、女子学生の間ではいまだ根強い人気をほこっている一般職。では将来を考えたときに、どちらを選択するのがベターなのでしょうか。その内情にせまってみます。

もしものときにも強い総合職

総合職を選ぶメリットは、給与の高さとキャリアの幅です。スキルに磨きをかけ、成果を残していけば、昇給のチャンスも多く、余裕をもった生活が送れます。また、転職の際に選択肢が豊富なのも、総合職のポイントといえるでしょう。働き方としては「自力」の面が強く、経済的にパートナーに頼ることなく、生活設計をすることが可能です。一方、残業は多くなりがちで、業界によっては深夜労働を強いられることも。ノルマなどの責任も大きいため、フィジカル・メンタルの両面で、セルフコントロールすることが大切になります。

時間やココロの余裕を優先するなら一般職

「定時上がり」がデフォルトであることが多い、一般職。プライベートをしっかり楽しみたい、という方には、魅力的な選択肢といえるでしょう。体力的・精神的にも余裕が持てるため、人気があるのもうなずけます。ただし、「結婚後は寿退社」という考えは禁物。事務職は派遣社員などの割合が増えており、離職後に正社員として復帰することはむずかしいのが現状です。将来も安定して仕事がしたいのであれば、一般職での就職後は「辞めない」ことが大切になります。

第三の道、エリア総合職

「総合職から転勤だけをなくしたもの」がエリア総合職です。とはいえ、総合職よりも昇給・昇格のスピードは遅い傾向にあり、「責任の重さと給与が見合わない」というケースも少なくありません。ただし、転勤がなく、さまざまな経験が積める、というのは女性にとっては非常に大きなポイント。「家庭の事情でどうしても引っ越しができない」「一般職から総合職への転換がしたい」という方にはチャレンジする価値がある制度でしょう。

まとめ

総合職と一般職、ともにメリット・デメリットがあるため、正解というものはありません。当然ですが、「ラクして高収入」といった仕事は存在しませんから、どちらの道を選ぶにせよ、目の前の仕事をきっちりやりとげるプロ意識は持ち続ける必要があります。そのうえで、自分自身がどのような生き方をしたいのかを、しっかり見極めることが重要です。