「お局様」と聞くと、どんなイメージを思い浮かべますか?女の園で存在感を放ちながらも、性格が怖そう、きつそうだとか、あまり良いイメージを抱かれないお局様。ドラマや漫画でも、いじめや嫌がらせのラスボス的に描かれていたりしますよね。でも、お局様も最初はごくごく普通の社員だったんです。それこそピチピチの新卒だった時代もありました(あったはず…)。一生懸命仕事を覚え、年季を重ね、この職場のことはすべて知っている…そんな中堅どころのあなた!あなたも気づいたらお局様と呼ばれているかも!?
気づけば年齢的に押し上げられていた
晩婚化が進む中、銀行系などの手堅く安定した職場だと比較的若いうちに結婚しやすく、寿退社や時短勤務で第一線から退く女性も多いそう。そんな中、結婚せずにバリバリ仕事をこなしていたとある女性社員。同僚がひとり…またひとりと抜けていく中、世間的にもまだ自分は中堅どころだと思っていたのに、周りを見渡してみたら、年齢的に自分がお局ポジションにいることにふと気づきました。「私、もしかして…!?」最初は戸惑ったそうですが、よーく観察してみると確かに周りが気を使っている雰囲気。さて、あなたの職場はどうですか?一番年長さんだとしたら、意図せずにお局ポジションにいるかもしれませんよ…!
一方通行な世話の焼き方をしてしまう
毎年入ってくる新卒の子との年齢差は開くばかりで、会話の話題も微妙に違うし、考えていることもわかりづらい…だからこそ、仕事ではしっかりリレーションシップをとりたいもの。でも、いざ一緒にやってみると、色々と目についてしまいますよね。しかし、そこで何でもかんでも世話を焼いて、自分の考えたルールや進め方から外れたらすぐに注意をするのはいかがなものか。知らず知らずのうちに相手を縛り付けていませんか?自分にはそのつもりがなくても、後々、周りからは要注意人物として警戒されているかも…。自分のルールが相手のルールに必ずしも当てはまるとは限りません。相手の自主性を尊重して、その中でフォローをしてあげるほうが2016年にはフィットしそうです。
過剰なマウンティング
最近、注目されている “マウンティング”知っていますか?相手の話題に便乗して絶妙なタイミングで自分の自慢話を入れてきたり、共感しているように見せかけて、実は言葉の端々に棘を仕込む…女性同士の会話で発生する特殊スキルです。ほかにも持ち物や身に着けているもののブランドから格付けをする、メイクや身だしなみにアドバイスと称してダメ出しをするといったことも。このマウンティングスキルを常時発揮して周りの部下にもやっていると、お局様への道をまっしぐらです。この場合、部下たちは立場を考慮して応戦するわけにもいかないので、とりあえずその場を丸く収めます。それに気づかないままだと、立派なお局様として認識されてしまう可能性大。
まとめ
お局様の定義は「職場で幅を利かせている女性社員」らしいですが、幅を利かせてなくてもお局様といわれてしまう人は少なくないようです。上下関係はもちろん、個人のコミュニケーションの癖やすれ違い、年齢的なものなど昔よりもお局様への間口が広くなってきた気がします。口うるさくて意地悪なお局様はもう過去の存在なのかもしれません。