どんなにテクノロジーが進歩しても、ビジネスの基本はコミュニケーションにあり。現代において、海外のお客様や拠点とやりとりする機会は、格段に増えています。そのなかで、外国語を使えることは転職の際に強い武器となるはず。今回は、いま学んでおきたい語学スキルについて、ポイントをチェックしていきたいと思います。
不動の一番人気は、やはり英語!
ビジネスの世界で最も汎用性が高いのは、ダントツで英語です。アジアや中南米などの新興国においても、トップリーダーたちは英語の教育を受けているため、これさえおさえておけば会話に困ることはまずありません。転職の際に目安となるのが、TOEICスコア。履歴書に記載するなら600程度、年収アップを目指す場合は730以上はほしいところです。
サービス業界で需要が高い、中国語のポテンシャル
中国からの2015年の訪日外客数は、約500万人。これは前年の倍以上の人数となっており、国内市場においてますます中国人観光客の存在感が大きくなっています。「爆買い」がひと段落した現在は、消費が「モノ」から「コト」への体験型にシフト。旅行業界や飲食業界で転職を目指すなら、中国語は身につけておきたいスキルの筆頭格です。また、近年は日本の住宅への投資も過熱しており、不動産業界においても欠かせない語学力になりつつあります。
メーカーへの転職なら、韓国語も狙い目
サムスンやLGグループなど、世界プクラスのシェアをもつ電機メーカーを輩出している韓国。その成長はやや鈍化しつつあるものの、いまだにマーケットリーダーであることは間違いないでしょう。こうした企業への転職を考えるなら、韓国語をマスターするのもひとつの手。英語に比べると習得している人口が少ないぶん、希少な人材として優遇される可能性が高くなります。
まとめ
そのほか、もう一度見直しておきたいのが「日本語」。母国語であるがゆえに見落とされがちですが、メールでのやりとりやWEBコミュニケーションが増えているいま、正しい日本語の読み書きはビジネスに必要不可欠なものとなっています。せっかく外国語に磨きをかけても、履歴書や職務経歴書が誤字だらけ、では企業の心証を損ないかねません。グローバルな人材を目指すなら、自国の言語や文化への理解も深めておきましょう。