「仕事に行きたくない」という気持ちは、社会人なら誰でも一度は抱えたことがあるはず。365日から年間休日120日を除いたって245日は働いているわけですから、自然とそういう気持ちにもなるでしょう。しかし、なぜ自分がそう思ってしまうのか、きちんと原因を分析したことはあるでしょうか?仕事に行きたくない理由は人それぞれですが、特に女性は体調やライフスタイルの変化など特有の悩みを持ちやすいもの。悩みの深刻度によっては手遅れになる前に行動を起こしたほうが良いケースもあります。そこで女子ツク!編集部では、25~35歳までの働く女性50人に仕事に行きたくない理由について緊急アンケートを実施!実際の声を“仕事に行きたくないレベル”1~5に振り分け、対策を考えてみました。
レベル1:何となく仕事に行きたくない
「だいたい飲みすぎた翌日は行きたくなくなる」(27歳・広告企画)
「家を出ようとしたら猫が毛玉を吐き始めたとき」(30歳・編集)
「満員電車に乗るのがイヤ。梅雨とか真夏とかサイアク」(25歳・受付事務)
「好きな芸能人が結婚したとき」(28歳・営業事務)
働く女性なら“あるある”な話ではないでしょうか。特に朝起きるのがだるいというのは、社会人なら乗り越えなければならない宿命。自分の健康のためにも、生活習慣を整えておくことは大切です。しかし、満員電車に乗りたくないというのは筆者も同感…とはいえ、取引先との打ち合わせや取材が入っているときは、泣きごとを言っていられません。滝に打たれると思って乗るしかありません。そしてもう二度と乗りたくないと何度思ったことか。でも、人の脳はそんなのすぐに忘れてしまうんですよね…そんなもんです。どうしても嫌だという方はフレックスタイム制の会社に勤めるか、引っ越しや転職などで自宅と職場の距離を縮めてみましょう。好きな芸能人が結婚してしまったときはもう仕方ありません(笑)
レベル2:とりあえず仕事に行きたくない
「なんとなく上司とウマが合わない気がする」(25歳・広告営業)
「仕事がマンネリ気味のとき」(29歳・プログラマー)
「1分間スピーチがある日と社歌を歌わされる日」(26歳・一般事務)
「いつ終わるのかわからない会議があるとき」(33歳・管理職)
ちょっと頑張れば乗り越えられるけど、できればやりたくない、避けたいことがあるときって仕事に行きたくなくなりますよね。はっきりと嫌なわけではないけれど、仕事がつまらなかったり、職場の人間関係にモヤモヤしたりすると「とりあえず会社に行きたくないなぁ…」なんて電車に揺られながらぼんやり思うことも。そんなときは、信頼できる上司や同僚に話せるのであれば相談してみましょう。また、思い切って違う業種の友人に打ち明けてみるのも手。案外、みんな同じような経験をしているもの。立場や業界の違いがあるからこそ、自分の中にはない“乗り越えたきっかけ”を教えてもらえるかもしれません。
レベル3:結構仕事に行きたくない
「同期が出世したとき。同じように頑張ってきたはずなんだけど…」(30歳・企画営業)
「上司の過剰な期待が重い」(31歳・商品企画)
「会社の評価制度が合わないと思う。ちゃんと自分を見てくれているか疑問」(32歳・経理)
「今の仕事が自分にあっているのかわからなくなったとき」(29歳・Webデザイナー)
働いていると何かしら自分自身と向き合わなければならない状況がやってきますよね。上司からの期待に応えられるのか、同期や同僚と比べて自分はどう思われているのか、本当にやっている仕事があっているのかどうか。心が折れるわけではない、かといって胸を張れるほどの自信もない…そんな小さな葛藤を心のどこか隅っこで感じたなら、無料の性格診断で自分自身を調べてみると良いかも。自分のことはわかっているようで、案外わかっていないもの。また、客観的に自分を分析してもらうことで思い込みの枠が外れたり、気づいてなかった気質を知ることができたりと冷静になれるはず。転職サイト「リクナビNEXT」が運営しているグッドポイント診断は、18の性格や思考タイプの中から自分の強みを5つ出してくれる働く女性にぴったりの診断。結果は8568パターンもあるそうなので、一度試してみてはいかがでしょうか。
レベル4:もう仕事に行きたくない
「職場の人間関係がドロドロしている…女性上司からすごいイヤミを言われる」(27歳・医療事務)
「出向先の担当者がこちらが女性というだけで人を見下す態度。毎日つらい」(26歳・エンジニア)
「今の部署の仕事があっていない。部署異動の希望をきいてもらえない」(29歳・商品開発)
「過酷なノルマの中、一緒に頑張ってきた同僚が突然転職したとき」(31歳・広告営業)
仕事に行きたくない理由の中でも、大きなウエイトを占めたのが職場の人間関係。会社ひいては事業は人の繋がりや集まりで成り立っているもの。働いていると人間関係のトラブルは避けて通れない問題です。特に取引先や出向先など社外の関係者に邪見に扱われたり、パワハラまがいの対応をされたりするのは心外ですよね。しかし、現状は自社との関係を考えると抗議の声をあげられない、社内が適切な改善対応をとってくれないなど一筋縄ではいかないのが事実ではないでしょうか。また、社内の人間関係が複雑なのも仕事に行く気をなくす大きな要因です。もう仕事に行きたくないと思っても、一緒に頑張っている同僚がいる、部署異動の希望が出せるなど、モチベーションを立て直せそうな拠りどころがあると人はなぜか我慢してしまうもの。しかし、周りの人は気づかないうちに行動を起こしていたりします。気づいたら自分だけが取り残されていた…という状況になっていることも。そうなる前に「もう仕事に行きたくない!」と思ったら、早めに「リクナビNEXT」などの転職サイトに目を向けてみましょう。
レベル5:もう仕事に行けない
「気分屋ですぐキレる上司にずっと振り回されてもう限界」(26歳・コンサルティング営業)
「会社に行こうとすると涙が出る。日曜日、笑点の曲が流れてくると絶望する」(33歳・広告制作)
「今の会社とやっている事業が好きじゃない、無理だと気づいてしまった」(30歳・マーケティング)
「有給申請却下、長時間残業、上がらない給料で心が折れた」(31歳・広告営業)
最後のレベル5にランクインした声は、どれも深刻度がヤヴァイものばかり。会社に行こうとすると涙が出るなんて間違いなく心と体からのSOS発信であり、警告です。会社で上司や同僚から不当な扱いを受けたり、待遇があまりにも悲惨な場合は「今日、会社に行くか行かないか」というよりも、「その会社を辞めるか辞めないか」というレベルの問題であることがほとんど。つらい状況に麻痺していたり、忙殺されていると物事を色々考えられなくなってきますが、冷静に自分のこれからの行動を考えましょう。
また、生活するために仕事をしているのか、仕事するために生活しているのかわからなくなった…など、手がけている仕事の意義が見出せないときも立ち止まってみることをオススメします。とはいえ、ひとりでは不安、これからどうしよう…と途方に暮れそうな働き女子も多いはず。そんなときは転職エージェントに頼ってみましょう。「女の転職Agent」は、サービス開始から18年以上続く、年間5000名以上の転職実績がある女性特化型の転職エージェント。そこでしか見つけられない求人も多数あるので、あなたに合った仕事を探しにいってみて!(※対象エリアは東京・神奈川・千葉・埼玉のみ)
【まとめ】
「仕事に行きたくない」という気持ちには、必ず理由があります。ご紹介した声のほかにも、軽いものから深刻なものまで色々な悩みがあるでしょう。ときには自分が気づいていない悩みや迷いをこういう転職記事やキャリア記事で見つけることも(笑)筆者は転職歴がそれなりにあり、8年くらい前に「女の転職Agent」の転職サイトのほうにお世話になったことがあります。“女の”という部分に惹かれて登録してみたのですが、自分が思っていたよりもスムーズに仕事が決まりました。でも、自分のキャリア不足で業界を変えることは叶わなかったので、職種だけでなく業界も含めて可能性を探したいときはエージェントを利用するのが良いかもしれません。