新しいアイディアを考える際、よく使われている会議の方法のひとつがブレスト。正しい進め方をマスターしていれば効果よくアイディア出しができます。しかし、間違った進め方をすると逆に非効率的になってしまう恐れが。議論が盛り上がらなかったり、アイディアがまとまらなかったり、ムダに時間ばかり過ぎてしまうこともあるんです。質の高い新しいアイディアをうむためには、きちんと正しい方法で取り組む必要があります。そこで今回は、ブレストについての基礎知識から正しい方法までご紹介!
■そもそもブレストって?
ブレストとは「ブレーンストーミング」の略。ひとつの議題に対し、複数の人が自由に意見を出し合う会議の方法です。会議のウォーミングアップや壁にぶつかったときなど、頭を柔らかくするのに適していると言われています。様々な意見を出し合い、組み合わせることで、新しい発想や施策、戦略まで考えられるんです。
■ブレストの4原則
ブレストには、4つのルールがあります。
1: 他人の意見を批判しない
どんなに実現不可能なものや、デメリットが多いものであっても、見解についてマイナスな意見を言うのはNG。発言したことに対して批判されたら誰だって良い思いはしませんし、別のアイディアも出しにくくなってしまいます。発言について何か指摘したいことがある場合は、問題についての対応策も考えて話しましょう。
2:質より量を意識する
ブレストでは、たくさん意見を集めれば集めるほど、良いアイディアが出てくると考えられています。質よりも量を出すことを意識しましょう。
3: 意見を発展させる
意見と意見を組み合わせたり、連想したり…ブレスト中に出た見解はどのようなものでも必ず発展させてください。他のメンバーのアイディアをより良いものに変えるにはどうすれば良いのか、考えながらブレストに参加しましょう。
4: 自由に発言する
「こんな意見何にも役に立たないかな…」なんてことは考えずに、思いついたことは何でも発言しましょう。つまらない意見や一見関係ないような意見も、誰も思いつかないようなアイディアに繋がることもあります。根拠性が必要ないブレストは、会議に比べてラフな場だと思うと良いかもしれません。
■良いブレストにするためのポイント
良いブレストにするためのポイントは、事前準備をしっかりしておくこと。いくらラフな場とはいえ、開始とともに個々で意見を考えていては時間のムダ。核となる考えをいくつか持ち寄り、そこから装飾していくのが効率が良いブレストの進め方です。
【まとめ】
有意義な時間になるか無意味な時間になるかは進め方次第。斬新なアイディアをうみだすためにも、正しいブレストの方法を知っておきましょう。
ちなみに、ブレストは5~6人で行なうのが丁度良いと言われています。人数が少ないと考えている間の沈黙が辛く、多すぎると一部の人が参加できない可能性があるからだそうです。最適な人数、正しい方法を押さえて、有意義なブレストの時間にしてくださいね。