「AとB、どちらにいたしますか?」。あなたは、この言葉遣いの間違いに気がつきましたか?間違っている部分は「いたします」。”いたす”は謙譲語なので、目上の方やお客様に使うのは間違い。正しくは「AとB、どちらに”なさいますか”?」です。このように、誤った使い方が浸透してきている言葉はたくさん。何気なく使った言葉が「実は間違っていた」なんてことも、気付いていないだけで多かったりして…。お客様先で恥をかかないように今一度確認しておきましょう♪
1:ビジネス用語~基本単語編~
ビジネス用語は正しく理解しておかないと、話についていけなかったり、ミスに繋がっちゃったりします。聞き直したりやり直したりするというのもみっともないので、最低限の基礎はおさえておきたいもの。覚えておいた方が良いビジネス用語はたくさんありますが、女子ツク!編集部が激選した”基本中の基本”のビジネス用語をいくつかご紹介します。
・プライオリティ:優先順位のこと。「高い」「低い」とセットで使われることが多め。
Ex:「プライオリティが高い」
・マター:担当している仕事、責任の置き場所のこと。人名や部署のあとにつけて使用。
Ex:「この業務は人事マター」
・アジェンダ:会議などの目次や提案内容のこと。
Ex:「本日のアジェンダは~」。
・アサイン:割り当てる、任命する、指定すること。
Ex:「今度のプロジェクトに○○さんをアサインして」
・リスクヘッジ:危険を回避すること。
Ex:「リスクヘッジのために○○を行ないました」
・バッファ:ゆとり、余裕のこと。
Ex:「〆切ギリギリにならないようにバッファをとる」
・タスク:仕事、作業、課題のこと。
Ex:「今日のタスクは○○」
※ビジネス用語の多用は「意識高い系(笑)」と言われてしまう可能性大。乱用するのではなく、ほどほどに。日本語で通じるなら日本語でいきましょう。ここは日本ですし。
2:ビジネス敬語~間違い編~
あなたは、受付や電話などで先方に名前を聞く際「お名前ちょうだいしてもよろしいでしょうか?」と聞いていませんか?相手に名刺をもらいたい場合は「ちょうだいしてもよろしいでしょうか」でもOK。ですが、名前を聞く際は「お名前をお聞かせいただけないでしょうか?」と言いましょう。というのも、名刺はもらうことはあっても、名前はもらうことはないから。最近では間違って使われることが増えましたが、実は間違っている日本語です。気にする人は気にするので注意しましょう。
3:ビジネスマナー~最低限編~
身だしなみや挨拶などはできている人が多い中、意外とできていない人が多いのが”ほうれんそう(報告・連絡・相談)”。”ほうれんそう”はコミュニケーションエラーを防ぐためにも、業務の進捗を把握するためにもとても大切なこと。「○○さんと仕事をすると何も情報が共有されない…」と、一緒にプロジェクトに参加している人や先方を不安にさせないためにも、”常識の範囲内”でその都度連絡することを心がけてくださいね。
【まとめ】
今回ご紹介したのは、本当に基本中の基本。女子ツク!では、ビジネススラングやメールマナーなどの今すぐ使える知識から、知っておきたいビジネス格言五十音についての記事も書いているので、ぜひそれも参考にしてください♪