生命保険に加入する時には、『健康状態の告知』をする必要があります。これは加入者同士の保険料負担の公平性を保つためのもの。告知が必要のない保険商品もあり、また各保険会社によって取扱い内容が異なりますが、ここでは代表的なものを確認していきたいと思います。
『相互扶助』という助け合いのシステム
生命保険は、多くの人々が保険料を出し合って、相互に保障し合う制度。したがって、初めから健康状態の良くない方などが無条件に契約をした場合、保険料負担の公平性が保たれません。そのため契約時に、契約者・被保険者には健康状態等について告知する義務があるのです。
どんな告知が必要なの?
告知が必要な項目は、保険会社や契約内容によって異なります。主に『過去の入院・手術』、『過去の診察・検査・治療・投薬』、『現在の健康状況』、『職業』等の告知が求められます。この結果により、①お申込み内容通りの契約②保険料の割増・保険金額の削減等③お断り(保険に入れない)、等の条件が付くことがあります。また、事実と異なる告知をするなど「告知義務違反」があった場合は、契約が解除となること等もあります。
告知の方法は?
告知は、告知書に記入をする方法、医師による質問に回答する方法、健康診断結果を保険会社に提出する方法等があります。項目と同じく、保険会社や契約内容によって異なります。また、担当者に口頭で伝えても告知したことにはなりませんので注意が必要です。
【まとめ】
このように生命保険は、健康状態に合わせてお申込み内容通り契約出来たり、何らかの条件がついたり、契約出来なかったりします。契約時には各保険会社の告知の取り扱いを確認し、正しく告知を行いましょう。