「はぁ…」と、社内の端の方から聞こえる小さなため息。会社で働くって大変ですよね。右を向けば上司から「昨日頼んだ業務の進捗どう?」、左を向けば別の上司から「明日までにこの書類頼んだよ」。たまには「その業務、俺にまかせておけ!」と、颯爽と仕事を巻き取るスーパー敏腕イケメン社員(20代に限る)に登場してもらいたいものです。というわけで、今回は「こんな会社、もう辞めてやる!」と叫びたくなるような、恐ろしい社内環境をご紹介。あなたの在籍する会社に、ひとつも当てはまらないことを切に願います。
いきすぎた自立…。社内のメンバーがお互い無関心。
入社面接の際に「私たちの会社は自主性を重んじていて…」と話す面接官。「ほう!それなら私のアイデア力も活かせるってもんよね!」と、意気揚々とその企業に入社したA子さん。ところが実際に入社してみると…。入社したばかりなのに誰もランチに誘ってくれない、入社したばかりなのに「あなたはこれからどうしたいの?」と聞かれる。「歓迎ムードゼロか!!」と思わず突っ込みたくなるような洗礼ですが、「まぁ会社に馴染んできたらきっと雰囲気も変わるでしょ」としばらく静観。気づけば入社3ヶ月が経って、気づけばまだ誰ともランチに行っていない。というか、複数で社内の人がランチに行った様子を見たこともない。「自主性がすぎるわ!!」と強めに突っ込みたいこの環境。みんながみんな、自分の仕事に没頭することを果たして「自主性」と言えるのか…。A子さんはこの会社に見切りをつけて、早々に退職したそうです。
セクハラ、パワハラ…。あらゆるハラスメントが社内に大集合。
ある企業に入社したB子さん。正式に配属先が決まり、「よし、これから頑張るぞ!」と、明るい気持ちでいよいよ仕事がスタートします。ところが実際現場に入ると、かわいがっているつもりというにはあまりにも…な発言の数々。上司からの暴言は日常茶飯事、なんだか最近は体型に関係する発言も増えたような。「あれ?仕事中だとみんな豹変するの?みんなハラスメント推進派かなんかなの?」と思い始めるB子さん。会社の利益向上が最優先で、社内メンバーへのサービス精神に欠ける風土。特にそれが後輩となるとよりひどい対応に…。数か月後、B子さんは上司に辞表を提出したそうです。
もはや都市伝説…。社長の姿をいまだ見たことがない。
ある企業に入社して数カ月が経つC子さん。仕事も順調に進み、職場にも慣れてきた様子。社内で関わる人がどんどん増えるなかで、あることに気づいたC子さん。「そういえば社長は?」。実はこれ、社内で共通言語となりつつあるフレーズ。オフィスはワンフロアなのに、いまだC子さんは社長の顔を見たことがない。見たことがないのに、社内からは「好きな香水は○○というブランドでね…」とか、「愛車は○○で、すごい高いらしいよ…」とか社長にまつわるウワサはよく耳にする。それでも社長に会ったという人は、社内にほとんどいないそう。「都市伝説か!!」と突っ込みを入れつつ、会社に辞表を提出するタイミングをうかがうC子さんなのでした。
【まとめ】
極端な例ばかり上げましたが、会社を選ぶのは本当にムズカシイもの。実際に入社してから「面接のときと話が違うんですけど!」となることもしばしば。いま働いているあなたの会社は、どんな雰囲気ですか?ちなみにたくこが在籍する会社はどちらかと言えば体育会系。目標に向かって「やったるぞー!!」と猪突猛進することもあるような、ガツガツ系の風土があるような気がします。内向的なたくこの運命やいかにという感じですが、意外と居心地のよさを感じている不思議。自分が変わることが、楽しいと思い始めたからかもしれません。今回の記事があなたにとっての「働きやすさ」について、ちょっと立ち止まって考える機会になれば幸いです。