職場には必ずといっていいほど、ちょっと迷惑で、ちょっと残念な上司っているものですよね。上司との相性はあるものの、「あの人はちょっとね」なんて影であれこれ言われちゃう人の部下になったら、とにかく悲惨です……つらい。とはいえ、上司だから指示も聞かないといけないし、愛想笑いだってしないといけないけど、はらわたは煮え返っているから!ということで、憎めないほどだけど、やっぱり許せないなという人たちをご紹介します。
リアルな声かけは厳禁?!チャット限定上司
社内インフラが整備されていたIT企業勤務時代、コミュニケーションの仕方がやや残念な上司がおりました。いくつも大企業を担当していて、多忙という文字を顔に貼り付けて、少し不機嫌な顔でパソコンに向かい合っているその人こそ、私のかつての上司です。仕事で相談したい案件があり、「Aさん、今お時間いいですか?」と話しかけると、「は?忙しいの分かるよね。“これ”で!」……“これ”というのは、社内のチャットのこと。リアルな声かけは仕事の邪魔らしく、私は基本的にチャットで上司に話しかける日々。チャットが読まれているのか分からず、何度も立ち上がっては上司の顔色をうかがうのは結構厄介でした。他の人との仕事も基本的にチャットでのやり取りでしたが、一日に上司の声を聞かない日もあったようななかったような……現実世界に暮らすのはやめて、2ちゃんとかに住めばいいのにって毒を吐いていました。
業務時間でも関係ない?!グルメサイトの投稿に忙しい上司
確かに仕事中、暇で仕方ない日ってあると思うんです。でも、部下に仕事をまるっと投げて、暇をつくって、仕事じゃないことをしまくる人が世の中には存在します。仕事中でも、ネットサーフィンすることが許されていたIT企業勤務時代の話ですが、とんでもない自由人の上司がおりました。上司は、ランキングと口コミで探せる某グルメサイトのレビュアーで、マメに投稿していました。投稿すること自体は問題ないのですが、出社して30分メールチェックをした後に、堂々とレビューを書いて、投稿しちゃっていました。上司のTwitterやFacebookに投稿されたという通知が出ていて、知っている人は唖然としていたものです。Twitterに「疲れた~」、「今からランチ」などと呟く社員は大勢いましたが、あんなに丁寧に書き込まれた記事を業務時間にアップする勇気は、ある意味尊敬しますよね(しないけど)。仕事ができても、さすがに趣味に該当することですし、堂々としないで欲しいものです。誰もそのことを指摘しなかったので、今でもどっかでしているのかしら(知らない)。
え、いつのギャグ?ズレてて寒い上司
コミュニケーション努力は認めたいけど、寒いギャグをかっ飛ばしてくれるおじさま上司がおりました。とにかく、飛ばすギャグがやや古いというのが特徴で、あの当時流行っていた某アナウンサーの5つの文字「お・も・て・な・し」とやっちゃうアレをかなり後でやっていたり、温かい飲み物を差し入れしてくれるときに、某お笑い芸人の「あったかいんだからぁ~」をくねくねやってくれたり、とにかく、やや古い。努力は認めます、でも寒いんです…笑えないけど、無理に笑っている部下がここにいますよ!と言いたくなりました。迷惑だけど言うほどじゃないことをしちゃうおじさまには、もう少し自覚していただきたいところです。基本的にはいい人なんですけどね……つらい。寒いギャグに笑ってる時間、仕事にあてさせてくださいよって内心思っていました。
【まとめ】
ちょっと痛い上司の生態系はそれぞれあるものの、やはり空気の読めない感じが否めないなと思うところです。仕事ができる人ならばまだ許せるものの、そういう上司の人たちはやや窓際族だったりするから、たちが悪い!!でも、応援してます……。