イギリスと日本、働き方にはどんな違いがあると思いますか? 実際に日本の企業とイギリスの企業で勤務した経験を持つ方々にお話を伺って、「特に違う!」と感じた点をご紹介します。
基本的に男女の壁はない!?
イギリスの企業では、男女の壁は一切感じることがないといいます。法律がかなりしっかりしていることもあり、昇給などに関しても男女が平等に扱われるのが基本だからなのだとか。出産、育児など休暇に関しても、日本同様イギリスでも男性の取得が認められていますが、イギリスでは日本以上に男性の出産育児休暇を取得しやすい印象があるそうです。もちろん日本でも男女平等の取り組みが進んでいますが、現状はまだまだと感じるところも多いのでは?その点、全てに関して平等に扱ってもらえるのは「イギリス企業の良いところ!」という声を多く聞きました。
残業はリーダーの責任!?ノー残業が当たり前!?
業種にもよるそうですが、基本的には残業を認めていないのがイギリスの企業。社員の残業はリーダー(上司)の責任になってしまうそうで、マネージメント能力を問われてしまうのだそう。「部下が仕事を終わらせられなかったのは、上司の管理能力が低いから」というレッテルを貼られてしまうのだとか。そのため、もし社員が残業をしようものなら上司が強く禁止するのが一般的だといいます。日本では、残業をしても「上司の管理能力のせい!」となることはまずありませんよね。こんな環境なら、部下も上司も「残業はしない!仕事は時間内に終わらせるぞ!」というモチベーションで働くことができそうですね。
イギリス人女性も旅行が大好き!
休日に関しても取得を厳しく義務付けられているのがイギリスの企業。有給休暇などもきちんと取得させるのが一般的だといいます。ちなみに、働くイギリス人女性たちに人気の有給休暇の過ごし方は、「旅行」なんだそう(日本と同じですね)。
イギリスからは、比較的簡単に低コストでヨーロッパの各地へ訪れることができるため、お休みのたびに色々な国へ旅行に出かけている女性も少なくないとか。ちなみに、「日本のようにお菓子などをお土産として会社に買ってくる文化はあるの?」と伺ったところ、「全然ない!!!!必要なし!!!」とのお答えが。毎回、会社の同僚や上司へのお土産に頭を悩ませる必要がないのはうらやましいところですね。
【まとめ】
イギリスは残業がなくて休みがきちんと取れる国とはいえ、他のヨーロッパの国々と比べると、それでも「勤務時間が長く、休みが少ない国」との評判なんだそう。ヨーロッパの方々は日本の職場環境に驚くでしょうね。