意気揚々とスタートを切ったものの、新しい職場環境のギャップに悩む人は多いもの。まっさらな人間関係、企業風土の違いなどは意外とストレスになりますよね。とはいえ、今後のキャリアを考えると転職先で3年は頑張りたいところ。たいていの人は試行錯誤しながら、じょじょに慣れていくものですが…中には3年どころか1年もたずに辞めてしまう人も。そんな転職先を3年未満で辞めちゃう人には3つのタイプがあるようです。
タイプ1:コンナハズジャナカッタガール
前職の不満を解消してくれる素敵な職場だと期待して入ってきた『コンナハズジャナカッタガール』。いわゆる隣の芝生が青く見えた状態で転職したタイプです。いざ新しい職場の現状を目の当たりにすると、実際はそうでもなかったと裏切られた気持ちになり「こんなはずじゃなかった」とポツリ。特に1社目の会社から2社目に移った初転職者の人は要注意。転職経験がないぶん、「こんなもんだろう」という雇用条件や仕事内容への自分の妥協点がわからないまま、「次こそは!」と新たな地を求めて辞職に走りやすいようです。中でも1社目が大手企業だった人だと、その傾向は顕著なようす。自分の期待や希望をすべて満たしてくれる職場なんてそうそうないことを肝に銘じておきましょう。
タイプ2:ヤタラトハリキリガール
心機一転、新しい職場でやる気になるのは自然なことです。しかし、短期で成果をあげようと、やたらと張り切り過ぎるのは『ヤタラトハリキリガール』になってしまう可能性が。新しい職場で早く認められたいと高い意欲を持っている反面、その意欲が暴走して周りを見失いやすいタイプです。例えば、自分の取り組みが認められたとき。当然、周囲から持ち上げられるので「私はスゴイ!他の社員とは違うんだわ!」と自尊心が強くなり、周囲の声に耳を貸さずに自分のやり方や意見を押し通すようになったり。在籍期間が短いにもかかわらず、会社のすべてをわかったつもりになってしまって、的外れな意見を言うようになったり。そうなれば当然周りとの反発が強まっていき、ある日突然、自分の居場所はここではないと辞職願を叩きつけて出て行ってしまうのも『ヤタラトハリキリガール』の特徴だったりもします。
タイプ3:フタコトメニハゼンショクガール
ことあるごとに「前職では…」と、前の職場でのやり方や考え方を持ち出すのが『フタコトメニハゼンショクガール』。一体、あなたの現職はどこなのか?と、周りの社員が疑問に思うほど前職ネタを披露。しかし、いつまでも前職ネタが続くわけではありません。前職ネタが尽きると、「自分の考えがまったくなかった」ということに気づき始めるのも『フタコトメニハゼンショクガール』の特徴。そして、自分の考えが浮かばない=この職場と自分の相性が悪いと、また転職を考え始めてしまうことも。とはいえ、自分の意見や意志がないままでは同じことの繰り返し。転職できたのは、前職の看板があったからかもしれませんよ。
【まとめ】
転職先を3年未満でやめないためには、自分を客観的に見つめることが大切です。環境が変わると人は早く慣れようとして焦ったり、空回りしてしまうのも自然なこと。とはいえ、新しい職場では信頼関係をイチから築いていかなければなりません。最初から自分のことをちゃんとわかってくれる人はいないもの。やる気を出すのも、ブレーキをかけて反省することも自分でコントロールできることが重要です。でも仕事はひとりではできません。謙虚であること、向学心を忘れないこと、コミュニケーションをとってチームワークを大切にしていくことを忘れずに。