ぼんやり「今の自分のやり方でいいの?」「仕事が少し行き詰まってるかも?」と思うけど、何をしたらいいのかわからない。大きなミスをしたわけではないし、毎日会社に行って仕事はできている。でも、何となく今の自分じゃいけない気がする。そんな心の霧が晴れないときに読みたいお役立ちビジネス書籍をピックアップしました。どれもサクッとよめるものばかり。もやもやするけど、あまりにも難しい本や意識を高くしないとついていけないのはちょっと…というときに読める3冊です。
『自分を変える言葉』著:山﨑拓巳 名言選定:野田宜成
80もの偉人の名言に著作累計119万部のベストセラー作家・山﨑拓巳氏の独自の視点から生み出す解釈を添えた1冊。
偉人たちの名言はシンプルでいつの時代でも色あせないものばかり。きっと行き詰まったときに、新しい気づきをあたえてくれるはず。本書に載っている名言は歴史上で有名な作家や思想家のものから、最近の実業家、精神科医といった幅広いピックアップ。自分がまだ知らなかった名言に出会えるかも!
・天才になるには天才のふりをすればいい(サルバドール・ダリ/画家)
・人は何を語るか、だけではなく「何を語らないか」でも判断される(斉藤茂太/精神科医・随筆家)
・努力している限り、人は迷うものである(ゲーテ/詩人・小説家・劇作家)
山﨑氏の解釈は1文1文が短く、テンポの良い文章で読みやすいです。内容もスッと心へ入ってくる、ちょうど良い前向きさ加減。右ページに名言、左ページに解釈という見開き構成で、最初から1ページず読んでいってもいいし、パッと開いたページの名言を楽しむのもオススメ。
『怒らないで聞いてください ビジネストーク鉄板フレーズ集』著:平林信隆
メールの文面がいつも怒っているように思われる、悪気はないのに言い方がストレート過ぎて誤解されてしまった…など社会人としての言葉の使い方に行き詰まったら読みたい1冊。
基本的な言葉のマナーを振り返るときにも使えます。元ソニー社員である平林信隆氏が30年以上にわたり、SE、マーケティング、品質管理、広報、財務、執行役員などさまざまな部署の役割をこなす中で身に着け、使いこなしてきた「言葉」たちはどれも使えるものばかり。
定番の営業・接客で使えるものから人間関係に配慮した断り方と謝り方、会議を完璧に仕切る達人フレーズなど、会社で働く者なら必ず通るだろう場面で役立つ言いまわしが満載。場面設定、フレーズ事例、解説、ひとこと要約が1ページにまとまっているので、さくさく読めちゃいます。本は持ち運びにも便利な文庫本サイズ。読み込んでフレーズを自分のものにしてしまえば、仕事がより充実してくるかも。同じニュアンスの言葉でも少し言い方を変えるだけ、付け足すだけで相手の心のツボを押す言葉に変身。ビジネスの法則と心理学の法則を融合した平林氏独自のコミュニケーションスキルが1冊に詰まっています。
商品を見る『残念な人の仕事の習慣』著:山崎将志
ビジネス書籍というよりはエッセイに近いかたちで「非効率な努力」や「残念な人・習慣」について筆者が語っている1冊。
筆者が飲食店や遊びに行った先など日常の風景でふと気づいた「残念な習慣」や、ゴルフ場やホテルでの“損しているように見えて実はトクを生んでいる”サービスなど、普段は気に留めることのないものをビジネスの視点からスパッと切り込んでいく展開が面白いです。
特に第3章の「残念なタクシーに乗りこむ残念な客」では、タクシー利用での“あるある話”から派生した話題に感心。なぜ人は乗るタクシーを選ばないのか?という筆者から“残念な客”へのそもそもの疑問や、トップ1%のタクシーが行っているサービスなど、少し変わったタクシーの小話がとても印象に残りました。自分も無駄なことをやっていたんだなぁという自覚も芽生えつつ…(笑)言い方や捉えている視点から非常にドライな印象を受けますが、そこが逆に淡々と読めていいのではないでしょうか。ポジティブな励ましにはもう飽きたという方にもオススメです。
商品を見るまとめ
どれも私自身がサクサク読めた本をご紹介しました。スキルアップのためにビジネス書籍を読んで勉強しようという意思はあるものの、ボリュームがあるものばかり読んでしまうと疲れませんか?そんなときにはサクッと読めるものでブレークダウンを。最近では有名なビジネス書が漫画になったものもあるので、活字中毒者でない私には嬉しいかぎりです。