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上司を見えない手のひらで転がす!OLキャリア別「ごますり」戦略と傾向

水面下でしたたかに行われている社内伝統行事「ごますり」。上司にごまをするなんて“イマドキ”らしくない!と実力主義でのし上がる人もいる一方で、上手に社内の人間関係をスイスイ泳いでいる人がいるのもまた事実。見えない手のひらでコロッと上司が転がることだってあるのです。そこで、会社という戦場をイチ早く制する彼女たちのごますりテクニックをキャリア別に分析してみました。

さりげない気づかいで打ち抜く!バリキャリ女子のごますり

認められた実力があり、プライドもあるバリキャリ女子の「ごますり」はあくまでもさりげないのがポイント。目に見えてごますりってわかるのなんてスマートじゃない!誰でもできそうなことの中に、細かい仕込みを入れていくのがバリキャリ女子流。例えば、飲み会や休憩時間の雑談で仕入れた上司の好みを覚えておき、イベントや記念日にはさくっと贈り物をするのだとか。さらに上司が既婚であれば、奥様向けにきれいなパッケージのプチ贅沢なお菓子、子どもがいれば一緒にワイワイ楽しめるバラエティセット…家族構成にあわせた贈り物だってお手のもの。キャリアを積んできた中で学んだ社外交技術をいかんなく発揮しているようです。また上下関係があるということをしっかり理解し、上手に上司に花を持たせることも。「上司さんのような人にしか、こんな相談できないんですよね」「上司さんのような人になりたいです」なんて優秀な部下に尊敬のまなざしで言われた日にはどんな上司だって鼻高々。舞い上がってしまうのも無理はありませんね…。

社内事情をスッパ抜き!ゆるキャリ女子のごますり

ゆるキャリ女子の「ごますり」の強みは、ずば抜けたコミュニケーション能力を駆使した情報収集。そのとき力がある人は誰なのか、次に力を持ちそうな人は誰なのか…社内の派閥に敏感で、風向きが変わったらイチ早く察知!もしかしたら、社内のことは社長よりも把握しているのかもしれません。「○○さぁん!ランチいきましょうよぉ」と右のグループから聞こえてきた声が、翌月には「○○さん!○○さん!ランチどうですか?」と左のグループにシフト。接する態度や所属するグループを切り替えたりと、ハッキリ言ってわかりやすいゆるキャリ女子の「ごますり」ですが…そこはご愛敬。どう見せたらどう見られるか、自分の魅せ方を熟知した上での処世術を心得ているようです。まさに世渡り上手。また、キャリアをバリバリ積み上げてこなかったぶんでしょうか。甘え上手で、相手に合わせた持ち上げ方をマスターしている強者も。これに陥落してしまう上司も色仕掛けにやたら弱い、人気者になりたい、プライドが高いなど…需要と供給のバランスがうまい具合に成り立っているようす。

まとめ

「ごますり」と一言でいっても、さまざまなテクニックがあるようです。本当に高レベルなものになると、部署や人事などを巻き込んで、もうこれは社内政治…?と思うことも。「ごますり」もコミュニケーションのひとつとすれば、明らかにこの子ごますってるな~…と思っても非難せずに、どうやってやっているのか、どういうテクニックなのか、横目で盗んで自分の会社生活に活かしてみるのも手です。