はじめて人事として面接に臨んだ日のことを覚えていますか?おそらく多くの人がとっても緊張したことと思われます。え?何回やっても緊張する?素晴らしい!そういう方は今回のコラムは飛ばしちゃってください。なんとなく慣れてきた、とか、上手くやる自信がついてきた、なんていうあなた!そう、あなたにこそ読んでいただきたいのが当コラムです。その中身とは…あろうことか「眠気対策」です。
眠くなります、にんげんだもの
どんなにキレイ事を言っても、睡魔というものは消えてなくなってくれません。生理欲求ですから、誰しもが襲われるものです。また人事といっても人間です。強烈に品行方正な生活を送るタイプ以外の、つまりほとんどの人は平日でもたまに呑みに行ったり、夜更かしせざるを得ないこともあるでしょう。そんな次の日は残念ながら眠くなりがち。電車やバス、タクシーなどの運転手でもない限り、眠い人にも平等に一日の仕事が降りかかってくるのです。でも仕方がないんです。にんげんだもの。
面接中に「あわわ…」となったら
学生や求職者との面談中、どうしても睡魔に勝てなくなりそうなとき、どうするか。まちがってもフネを漕いではいけません。相手に対して失礼なだけでなく、会社のブランドにも関わってきます。応募者と会社をつなぐ唯一のポイントが面接。そんな大切な場で居眠りなんて、どこでどう風評被害を産むかわかったもんじゃありません。もし眠くなったら、まずは一度退席してみましょう。理由はいくらでも付けられます。書類を取ってくるでも、携帯に連絡が、でも構いません。ただし非礼を詫ましょう。
とにかく“気”を入れ替えよう!
部屋の外に出たら、背中を伸ばして深呼吸を。可能なら顔も洗いましょう。とにかくたるんでいる自分の気持ちを入れ替える容量で。そして部屋に戻り、面談を再開。ただし、今度は話を聞くばかりでなく、同じぐらいの分量でこちらからも話をしていきます。会社の説明や自分自身の経験などなんでも構いません。何かを話そうとすれば自然と頭を使うことになり、眠気もいつの間にか吹き飛んでいくもの。もちろん面接の基本は「聞く」ことですが、この場合ばかりは話は別です。
面接で寝てしまう、という失態に比べれば、多少しゃべり過ぎるぐらいのほうがマシというものです。それよりも早く「慣れっこ」になった自分に喝を入れ、初心に帰りましょう。初心忘れるべからず、です。