採用のための面接に力を入れる企業はたくさんありますが、実は入社後に行なう面談のほうが大事だってことご存知ですか?どこの業界にも定着率が高い会社というのが存在しますが、人が長く活躍し続ける会社はすべからく入社後の面談を大切にしています。誰が?どんな内容で?どんなタイミングに?気になる方はこの記事をチェックしてさっそく今日から試してみてください!!
入社直後と3ヶ月後、半年後
入社後面談はまず入社直後にやりましょう。入社日の申し送りとは別で、タイミング的には1週間後もしくは2週間後を目安に。その後、しばらく時間をあけて次に3ヶ月後。そして半年後というインターバルがベストです。直後はまだ気が張っているはずですが、そこでなにか様子がおかしければ早めの手当が必要ですし、1ヶ月目はそろそろ緊張が解けるころ。3ヶ月目は完全に慣れたところでの心境や考えの変化を確認するのが目的です。もちろんその後も1年ごとを目安に面談を続けていくべきでしょう。
雑談をベースに、悩みや不安を
面談といっても採用前の面接ではないのですから緊張する必要はありません。また最初の面談では特に事前面談もいらないでしょう。あくまで雑談の延長線上。会社に慣れたか、何か困ったことはないかといったスタンスで話をすすめればOKです。ポイントは相手に「わたしはあなたの味方です」という印象を与えること。会社に何らかの不満を抱いてしまった社員は、面談相手が会社側の人間であると思い込むと堅い殻に閉じこもってしまい、本音を話してくれない可能性もあります。
人事+同僚、または上司で
入社直後の面談は人事だけで。3ヶ月後の面談は本人に確認の上で同僚に同席してもらうのもいいでしょう。半年後は場合にとっては上司同席もあり。しかし基本的には人事が単独で行なうべきです。理由はカンタン、守秘義務のある話が出てくる可能性があるからです。そのため、面談前には個別でメッセージを送り、人事単独がいいか、それとも誰か同席させてほしいかを選べるようにしてあげましょう。目的は面談のスタイルを確立するのではなく、社員の悩みや不安を解いてあげることにあるのです。
入社前と入社後でガラッと扱いが変わってしまう会社がありますが、そういう会社はさすがに定着率が低いです。人を大切に、とはどこの会社も言うことですが、言うは易しやるは難し。ぜひやりましょう。