サロン経営は甘くない!それでも美容サロンを開業したいあなたが「今」やるべき対策【2020年9月最新版】

サロン経営は甘くない!それでも美容サロンを開業したいあなたが「今」やるべき対策【2020年9月最新版】

こんにちは。美容サロン経営&美容コンサルタントをしているみほです。女子ツクさんの場をお借りして美容サロンオーナー向けの情報発信をさせていただけることになりました。 これからよろしくお願いいたします。 今回は、美容サロンを開業を考えている方に向け、新型コロナウイルスの影響があるのかで、「今開業するべきか?」、「新型コロナウイルスの影響の中での集客方法」について紹介していきます。以外かと思われるかもしれませんが、いま独立したいという女性が増えています。美容が好きで独立を考えているというすべての女性に届けば幸いです。

今、あなたは美容サロンを開業すべきですか?

新型コロナウイルスの影響がいつまで続くかが不透明な現在、いますぐに開業しなければいけない理由はありません。

・これからの美容業界はどうなるのか?
・どんなことをすれば美容業界が盛り上がるのか?
・新型コロナウイルスが収まった後にどう動き出すか? 

を深く考える必要があります。「開業をするなら今だ!」というタイミングが訪れたときに、理想の経営をするために、今だからこそできる対策をしましょう。

今よりももっと収入を得たい、自分しかできない施術をたくさんの人に経験してほしい、自分のやり方で経営をしたいと…などみなさん開業をする動機はそれぞれ。

新型コロナウイルスの影響により、夢だったネイルサロンやエステサロンを開業しようとしていた方は、少し不安に感じたり、やっぱりあきらめよう、と思った方もいるかもしれません。

でも、安心してください。

この新型コロナウイルスの影響の中でも、しっかりと開業を見越して準備しておくことで、成功に結びつけることができます!

新型コロナウイルスが落ち着いてから開業についてを考えるのではなく、すぐに開業できるまでの準備をしておくことで、スタートダッシュを切りましょう!

この記事では、サロン開業にかかる費用から、集客の方法、新型コロナウイルス対策を詳しく解説していきます。

新型コロナウイルスの影響下での集客方法

新型コロナウイルスによる影響は今後すぐに終息することはないかと思われます。少し落ち着いてきたとしても、インフルエンザと同様に一時的に流行することも考えられます。

・サロン内の徹底した除菌(使用する器具や使用するドアノブやスリッパなど)
・空気の入れ替え
・施術者とお客さんのマスク着用の義務

ということが長期間必要になってくるでしょう。実際にこういった対策をしている店舗では、新型コロナウイルスの影響があるにもかかわらず、予約数が伸び過去最高の売上を達成したサロンもあるようです。

開業後の衛星管理の徹底していることのアピールも集客に繋がる大きな要素となりそうですね。

新型コロナウイルスが長く続いた場合

開業をする上で基本的なことではありますが、初期費用や運転費用はなるべく抑えることが経営の上で重要です。

外出制限はそう長くは続かないと思われますが、家賃や広告費にお金をかけるべきではありません。自宅での開業を検討している方は、SNSを活用して、開業前から積極的に「存在」を知らせておきましょう。

美容サロンの運営において、お客さんにリピートしてもらうことが収益増加の鍵となります。

他の美容サロンオーナーが準備をするメリットは?

新型コロナウイルスの影響で、美容サロンは大きな影響を受けています。開業を検討している他のオーナーは、新型コロナウイルスの影響がなくなってから開業の準備を始めようとしている方も多いはず。

しかし、それでは遅れを取ってしまうかもしれません。他のオーナーが準備をしていない時こそ、差をつけるチャンスです。

2020年5月以降、サロンの経営が立ち行かなくなり、閉店するところも増えてくるでしょう。そうなってくると貸店舗が増えるため、安い家賃で物件を契約できる可能性があります。

さらに、現在経営中の美容サロンの譲渡(M&A)が増えており、価格は通常より安く取引が行われていることが期待されていますね。まったく経営初心者が事業を譲り受けるのは難しいですが、サロンの経営に携わった経験がある方は検討してみる価値はあります。

まだまだ不確定な要素ですが、物件探しもインターネットを活用し、早めに探しておくと条件の良い物件に巡りあえるかもしれません。

美容サロンを開業するためにかかる費用

美容サロンを開業するためにはどのくらいの資金が必要になるのか?が開業するときに一番気になるポイントですよね。

【初期費用】

・運営していくために必要な設備や道具 
・改装費、内装費 

【固定費】

・家賃や光熱費などの運転費用 
・集客のための広告費 

開業するときに必要な金額は「初期費用」ですが、開業した後は「固定費」がかかります。これらは出店する場所や規模、業態によって大きく異なります。

開業にかかる費用は業態によって異なる

エステサロンを開業される場合は、ニーズが高い痩身・脱毛機器の価格数十万円~数百万円と幅広いです。

開業当初から高価な機器を導入してしまうと、運転資金が足りなくなってしまう危険が称してしまいます。提供できるサービスの質を落とさずに、満足のいく施術ができる最適な機器を選ぶ必要があります。

一方でリラクゼーションサロンの場合は、施術用のベッド・タオル・オイルなど比較的安価に必要な道具を揃えることが可能です。

改装・内装費

自宅サロンの場合は大きな改装をする必要はないかと思いますが、お客さんを自宅に迎え入れるわけですから、少なくとも施術をするお部屋は内装を変えたほうがいいでしょう。

店舗型のサロンでの開業場合は、大規模に改装をする必要があるかもしれません。

改装・内装費用はこだわればこだわるほど高額になります。まだ集客の見通しがたたないうちは内装費用に投資しすぎないほうが懸命です。内部の見え方は重要ですが、最初のうちは必要十分な設備を整える程度にしましょう。

家賃や光熱費などの固定費

家賃や光熱費・水道代は毎月支払わないといけません。従業員がいる場合は、人件費もこの固定費に追加されます。

集客のための広告費

美容サロンを開業し、収益を得るためにはお客さんに来てもらわなければいけませんよね。開店直後は、お友達や周辺の人がお祝いに来店していたくれることもありますが、そう長くは続きません。

そこで、集客のための必要になるのが「広告費」。チラシやホームページの作成費用、ホットペッパービューティーなどの掲載費用が広告費にあたります。広告費の目安としては、収益の約10~20%を見込むとよいでしょう。

どこで開業をするのか家賃は大きく異なる

開業するにあたって、どこで開業すればいいの?と悩んでいる方も多いはずです。開業する場所は大きく分けて3通りの方法があり、どこで開業するのかによって初期費用や継続でかかる家賃が大幅に変動します。

自宅サロン(賃貸マンション)【10万円〜】

リラクゼーションサロンやネイルサロンを開業する方が多く検討されているのではないしょうか?

自宅での開業ということで、家賃が必要ないというのは非常に大きなメリットとなります。さらに、施術場所の広さ分を経費にすることも可能です。(光熱費も同様)

自宅サロンでもお客さんを招き入れるので、施術場所の内装はしっかりと整えておく必要がありますが、初期費用をぐっと抑えることができるのが魅力ですね。

しかし、居住空間との境目が曖昧だとお客さんと家族が鉢合わせ…なんてこともあるかもしれないので、ご家族とよく相談してから決めましょう。また、住所を公開することになるので、セキュリティーの面での懸念点もあります。

自宅の場所が駅から離れていると、集客をすることも大変です。長年住み慣れた場所で、たくさんの知り合いがいたとしても、長く通ってくれるとは限りません。SNSをうまく活用するなど集客も力を入れていく必要があります。

【メリット】

・開業までに時間がかからない
・家賃が抑えられる(経費にすることも可能!)
・必要な設備・準備するもが最低限で済む

【デメリット】

・お客さんを自宅に招き入れることになるので、セキュリティー面で懸念
・駅などから遠いことも多く、集客的に不安
・家族の空間と仕事場の空間の境目
・マンションの場合は管理人の許可や近隣住人の配慮も必要

貸店舗で開業をする場合【300万円〜】

開業してからは、本業として本気で経営していきたい!と考えている人は店舗を借りることになるでしょう。

先ほど紹介した自宅サロンと異なり、家賃がいっきに高くなります。開業する際には、一月毎に払う家賃の他に「保証金」など契約にかかる料金があります。貸店舗での開業を考えている場合は、スタッフを雇ったりなど規模を大きくなりますので、豊富な資金が必要です。

しかし、自宅サロンに比べると集客しやすいことも忘れてはいけません。駅や商業施設野中のテナントを借りることができると、仕事終わりや買い物ついでに立ち寄るお客さんも多いはず!

【メリット】

・駅や商業施設のテナントを借りれば集客力は大きい

【デメリット】

・初期費用がかかる

レンタルサロン 【1時間1000円〜】

レンタルサロンとは、施術スペースを時間単位で借りて運営するサロンのことを言います。まだまだ数が多くはないので、自分が出店を希望しているところにレンタルサロンがあったら検討してみてはいかがでしょうか?

施術する時間のみの利用料となるので、余計なお金はかかりません。しかし、1時間1000円〜ほどからなので、高単価の施術をメインにしている方がおすすめです。

ただ、レンタルサロンは他にも利用者がいるので、施術の時間が被ってしまうこともあります。お客さんが希望する時間帯を使用することができないこともあるのです。また、内装にこだわりを持ちたい方には向いてはいません。

まだまだメジャーなスタイルではありませんが、開業の予算次第では検討する価値はありますね。

【メリット】

・予約が合った時に借りることができる
・初期費用や内装費用がかからない

【デメリット】

・他の利用者と施術の時間が被ることがある
・内装にこだわることができないので、他の店舗と差別化できない
・自分の理想の場所に出店することができない

美容サロンを開業にするにあたって必要な手続き

ここからは開業の際に必要になる「手続き」について説明していきましょう。

自宅サロンの方に多いのですが、収入を得ているのにもかかわらず開業届けを出していないケースもちらほらあります。しかし、収入を得ている以上、開業届けを提出することが義務です。

個人事業主の場合は開業届けと青色申告

自宅サロンで経営をされる場合は、「開業届け」と「青色申告」を同時に行いましょう。

青色申告を行うことで、最大65万円までの控除が受けられることや、赤字を繰り越すことができるなど節税が可能となります。

自宅サロンを経営されている方は税金を支払うメリットがないと感じる方もいますが、意外とメリットがたくさんあるんです。

【メリット】

・施術に必要な道具や光熱費を経費にできる
・所得税を減らせるなどの節税が可能になる
・売上が落ちた場合には補助金をもらえる

2020年4月現在で問題になっている新型コロナウイルスの影響により、たくさんの企業が影響を受けています。個人事業主でも経営状態の悪化によって、補助金を受け取れる場合もあるのです。

個人事業主のメリットを簡単にまとめると、節税にもつながり、「事業主として権利が守られる」ことにあります。

デメリットとしては複式簿記という会計知識が必要になることです。ただ最近では、会計を自動的に記帳してくれる会計ソフトも存在しています。

開業時に知っておきたい補助金と助成金について

美容サロンを開業に踏み切れない一番の要因は資金面に関してなはず。初期費用と開業後の運転資金、ましてやすぐに集客できるわけでもなく最初の3ヶ月~6ヶ月間は収入も少ないため「多めに開業資金を見込んでおいたほうが良い」というのは先述のとおりです。

すぐに開業できるのは、揃える道具が少なく、自宅で開業できるネイル・エステサロンくらいではないでしょうか?

資金調達は多くの人にとって「サロン開業」の夢の大きな壁となります。そんなときに活用できるのが助成金や補助金制度です。

助成金

適切な雇用を作れると判断した事業所に交付される支援金を指します。「適切な雇用」とありますので、1人以上のスタッフを雇う必要があります。助成金は融資とは異なり、返済の義務が生じないことがメリットです。申請の条件に当てはまっている場合は、申請に不備がない限り受給できます。

【助成金一覧】

・キャリアアップ助成金
・人材開発支援助成金
・地域雇用開発助成金
・両立支援等助成金
・自治体独自の助成金

補助金 【選考がある!】

補助金は助成金とは異なり、申請できる条件に当てはまっていても、選考によって受給できない場合があります。もし受給できた場合は助成金と同じく返済の義務はありません。

雇用制度や補助金制度や、スタッフの雇用環境を整えれば申請できる制度です。しかし、書類の不備が見つかることで不支給になる場合もあるので、必要な記入事項をよく確認するようにしましょう。

書類の申請の手続きに不安がある方は、社労保険労務士に相談する方法があります。

ちなみにですが、助成金や補助金を申請するときには、開業にかかる費用を記入しなければいけないことも。ホットペッパービューティーなどの広告を検討している方は、最初に料金を把握しておくと良いでしょう。

美容サロンを開業するために必要な資格・免許

美容サロンは業態によって、必須の資格がある場合とない場合の両方のケースがあります。

エステサロンの場合

エステサロンを開業するにあたって必要な資格はありません。エステティシャンと聞くと、専門職のイメージが強く、何か資格が必要なのではないか?疑問に思うかもしれませんが、法律的にエステサロンを開業するために必須な資格は存在していません。

国家資格ではありませんが、民間の資格を取得することは可能です。

★AEA認定エステティシャン(一般社団法人エステティック業協会)

基礎資格・上位資格・最上位資格の3段階の資格に分けられています。取得までの流れとしては、AEA認定校にてカリキュラムを履修するか実務経験が必要になります。筆記と実技による認定試験に合格後に、登録申請をすることで資格取得が可能です。

★AJESTHE認定エステティシャン(一般社団法人日本エステティック協会)

筆記・実技試験を受け、一般社団法人日本エステティック協会の認定校にて授業を300時間以上のコースまたは1000時間以上のコースを修了、または実務経験1年以上が必要となります。

ネイルサロンの場合

ネイルサロンの開業に必須となる資格は、エステサロンと同様にありません。民間資格は下のようなものがあります。

★JNAジェルネイル技能検定試験 初級・中級・上級(日本ネイリスト協会)
★JNECネイリスト技能検定試験 1・2・3級 (公益財団法人日本ネイリスト検定試験センター)

すでに説明したとおり、ネイルサロンを開業するために必須な資格はないですが、ネイリスト呼ばれる人の多くは、上の検定の2級や中級を取得しています。

まつげエクステは美容師免許が必要

まつげエクステや眉毛のカットなどの施術を行うためには、国家資格である美容師免許が必要となります。美容師は、髪に関する免許のイメージが強いですが、「首から上」の施術を行う人たちのことを指しています。そのため、まつ毛・眉毛の施術は美容師免許が必要ということになります。

ちなみに、ネイル・エステサロンのように民間の資格もありますが、民間の資格のみでは開業することはできません。

「マッサージ」を含むリラクゼーションサロンの場合

リラクゼーションサロンを開業に必須の資格はありません。ただし、注意すべきことは、柔道整復師や按摩鍼灸師などの国家資格保持者以外は「マッサージ」ができないと法律では定められています。

・治療目的で行う施術は「マッサージ」
・癒し目的は「リラクゼーション」

ややこしいですが、法律上「マッサージ」という言葉には治療の意味があるのです。リラクゼーションサロンを開業する場合は、メニューにマッサージという言葉は使うことができません。

リラクゼーション業界において、一般の人が想像するマッサージの代わりに使われる言葉は「ボディーケア」、「リフレクソロジー」などが挙げられますね。

【結論】資格は持っていないよりももっていた方が良い!

まつげエクステや治療効果をうたったマッサージをする店舗を経営する場合、免許が必要になります。

しかし、ネイル・エステサロンは開業に必要な資格や免許は必要ありません。ネイル・エステサロンが開業しやすいと言われている理由の1つです。

ただし、資格が必要ないとはいっても、持っていないよりも持っていたほうが「信頼性」をアピールすることができます。

お店やスタッフのプロフィール欄に「〇〇資格保持」とあるだけでも、お客さんにとってはかなりの説得力になります。資格を持っていることは「強み」を1つ増やすことで、「あ、このサロン(スタッフ)は信頼できそうだな」と期待を持たせることにつながります。

サロンの経営を成功させるために必要な準備・心構え

上までは開業をするまでの必要最低限の情報です。ここからはサロンを開業する前にやっておくべき準備や経営の心構えを解説していきます。

・サロンのコンセプト
・メニューの設定(客単価の設定)
・市場調査
・集客の方法

は開業前に最低限分析をしておく必要があります。

サロンのコンセプト

美容サロンは開業に特別な資格や免許が必要ないため、誰でも開業しやすいこともあり、全国にたくさんの美容サロンがあります。

あなたの店舗が他のサロンに勝っているところがどんなところですか?
お客さんが他の店舗ではなく、あなたのお店を選ぶ理由はありますか?
お客さんの悩みを解決できますか?

ネイルサロンであれば、オフィスでも使えるようなネイル、奇抜で個性的なネイル、キャラクターなどのユニークなネイルなど。

エステサロンなら、体のどの部分を気にしているのか?理想の体系や、理想の肌がお客さんそれぞれで異なります。

ネイル・エステ・リラクゼーションサロンはすべて「美容」に関すること。訪れる人はどんな人でも、「こんな風になりたい」「ここの部分を直したい」と理想を抱いているはず。お店のコンセプトを具体的に考えることで、来てもらいたいお客さんも自然と決まります。

メニューの設定(客単価の設定)

月に価格固定費・客層・顧客数・などを考慮した上で、利益を出るようにメニューを考案しましょう。

自宅サロンの場合は、従業員は1人だと思いますし、施術できるおきゃくさんの数は限られています。価格を低くしすぎると収益があがりません。また、最初に価格を安くしてしまうと後で値上げをするのは、なかなか難しいです。

集客サイトやクーポン紙を利用する場合でも同様に、安くしすぎることは危険です。施術やサービスの質全体を高め、「リピートしたい!」と思ってもうらこと重要となります。

市場調査

自宅サロン、店舗経営のどちらにおいても「市場調査」はかかせません。

・周りにはどんな競合がいるのか
・どんなメニューで人気があるのか
・周辺地域の特徴

などを分析してメニューを考える必要があります。

自宅で開業を考えている方は、周辺の地域の特性は理解しているかと思いますが、店舗出店を検討している場合は、そのエリアの分析をしておくべきです。

・大きな大学、専門学校があり学生や若者が多いのか?
・お年寄りの方が多い、駅から少し離れた住宅街か?
・働く女性が多く美意識が高いエリアなのか?

こういった特徴があることで、施術メニューや客単価、営業時間、店舗のコンセプトに影響します。さらに、既存の美容サロンはどのようなメニュー・価格帯なのか、ターゲットはどういった層なのかを判断することも重要になりますね。

サロン経営において戦う場所を間違ってしまうと、集客が非常に難しくなってしまいます。

集客方法

美容サロンの経営において最も重要なことが「集客」です。集客の方法としては、

・ホームページの作成
・チラシの配布
・集客サイトの活用
・SNSの活用
・地域情報誌に掲載する

将来的に店舗を大きくしたいと考えている場合は、ホームページの作成は必須です。ホームページの作成は費用と、維持するための知識が必要になります。多くの人の目につくように、GoogleやYahoo!の検索で上位に表示させるSEO対策もしなければいけません。

集客サイトで誰しもが知っている「ホットペッパービューティー」。掲載費用が高いということで有名ですが、集客効果が大きいため20%の店舗が利用しています。個人サロンの場合、広告費を抑えたいところが本音だと思いますが、1回の施術毎に費用を支払う「成果報酬」タイプの集客サイトもあります。

チラシの配布や、地域情報誌に掲載するのも集客方法として、ポピュラーな方法でした。しかし現在は、紙面を見る人の数が減ってきているため効果は薄いかもしれません。

最近では、SNSの普及もあり、InstagramやTwitterをホームページ代わりに使用しているサロンも多いです。特にネイルサロンの場合は、ネイルの写真をカタログ代わりにするサロンも多く、広告として相性がいいですね。SNSでの広告はお金がかからないことと、簡単に始めることができ、管理がしやすいことが特徴です。

さらにSNSは開業の前にも始めることができるので、サロンの存在をいち早く広めることも可能です。投稿を見てくれるフォロワーを増やすことは、来店のきっかけにもなりますので、SNSの活用で開業後に安定した集客につながります。

美容サロンを開業した後の生き残り率は…?

・ヘアサロン 250,000万件 (2019年)
・ネイルサロン 25,000万件 (2015年)
・エステサロン 5,000件 (2019年 ※個人経営は約半分)

最近では、美容サロンの数は急激に伸びることはなく、2008年以降は横ばいになりつつある状況です。しかし、全国のコンビニの数が5万件なので、美容サロンの数は相当多いことがわかります。

美容サロン経営をまとめたデータによると、開業した後1年間で閉店するサロンの割合は6割、そして3年間ではなんと9割!

開業をして3年後には、10件のうち1件しか経営できていないというのが現実です。「私のネイルサロンはきっと大丈夫!」なんて安易に考えていると、1年もたたないうちに閉店に追いやられてしまいます。

それに、2020年は新型コロナウイルスの影響で、客足が遠のいたり、政府からの要請で休業をせざる負えない店舗が続出しています。ヘアサロンを除く、美容系サロンの大部分は、生活に必要なものではなく「娯楽」に分類されるため、景気の影響を受けやすいことが特徴です。

継続した集客をするためには、常にサロン経営について考えなければ「成功」にはつながりません。

ネイル・エステサロンは、開業に必要な資格がなく、自宅でも施術を行えるなど、費用をかけずに開業ができます。そのため、経営に関する知識・準備不足である方が圧倒的に多いです。

美容サロンを開業する前に入念な準備が必要

現在、美容サロンの開業を検討している方は、経営に成功し、将来の希望に満ち溢れているはずです。

・メニューの考案
・どこに出店しようか?
・サロンのコンセプトはどんな感じにしよう?
・徐々に店舗数を増やしたいな…。

など、自分の理想のサロン像を思い描くだけでわくわくしているはず。

しかし、もう少し具体的にサロンを開業するにあたって、以下のことを考えていく必要があります。

・開業にかかる費用
・どこに出店するか
・どうやって集客をするのか?
・開業の方法

インターネットが普及した現代。これらの情報はパソコンやスマートフォンで情報を集めることができます。

新型コロナウイルスで開業には厳しい時期ではありますが、この期間をうまく利用し、「開業・経営の知識」を身につけることが大切です。

担当ライターのサイト

https://beauty-web.jp.net/

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