コミュニケーションを取る際に必要になってくることのひとつが”傾聴力”。傾聴力とは、ただ話を聞くのではなく、質問などを通して相手の本心を引き出すスキルのことを指します。私生活でもそうですが、ビジネスの場でも、この”傾聴力”は重要になってきます。例えば、会議で意見を聞くときであったり、プロジェクトに関することへの質問だったり、取引先との商談だったり…。これができないと、相手と正しく意思疎通が取れません。コミュニケーションエラーが発生した場合、ミスに繋がってしまう可能性もあります。これらを避けるためにも、今回は傾聴力がアップする3つのポイントをご紹介します。
ポイント1:興味をもつ
特にこれは、話す機会が多い人に意識してやってほしいことのひとつです。というのも、人に興味がないと、何を聞きたいかすら浮かばず、相手と言葉のキャッチボールができなくなるから。キャッチボールができないどころか、以前聞いた話を忘れて何度も同じ質問をしてしまう恐れもあります。これでは、とてもではありませんが”傾聴”とは言えませんよね。相手の人に興味を持ち「話を聞こう」と少し心がけるだけで、傾聴力はグンッとあがります。会話をするときは、相手としっかり向き合うことが大切です。
ポイント2:5W1Hを心がける
ビジネスシーンに限らず、あなたは”いつ・どこで・誰と・何を・なぜ・どのように”を意識して質問していますか?実は、このたった6つのポイントを聞くだけで、具体的なエピソードを聞きだすことができる上に、会話もスムーズに進むんです。この5W1Hに加えて「そのときどうだったの?」など、答えがイエスやノーで終わらない質問をすると◎(これを拡大質問といいます)。相手が話しやすいように、会話のテンポをつくりましょう♪
ポイント3:共感する
当然のことですが、会話をしている以上、相手がいます。それだけに、どれくらい相手に共感できるかということが重要。「話を聞かなきゃ」と、いっぱいいっぱいになってしまう人がいると思いますが、それでは共感する余裕がなくなってしまい、会話とは言えません。質問攻めになってしまうという人は、相手の返答に共感して感想を言ったり、相槌を入れることを心がけてみてください。会話はキャッチボール。ボールをただ受け続けるのではなく、たまに相手にボールを投げる必要もあります。相手に質問して、それを受ける。当然ですが、このやりとり1セットで初めてコミュニケーションが成立するのです。
【まとめ】
ちなみに、相手と自分が話す割合は5:5になると◎。さらに印象を良くしたいのなら、7:3を意識しましょう。「心地よく話せたな」と、思ってもらえるはず。テンポが良い会話は、話の内容もより良いものになります。人とのコミュニケーションに苦手意識を持っていたという人は、今回ご紹介したものをぜひ試してみてください♪