【教えて、静六ネコ!】税金、年金、保険料……お給料から引かれるこのお金、なんとか安くならないの!?
毎回お給料日にもらう振込通知。一番上の総支給額と、口座に振り込まれるお金、違いすぎない?お給料がもらえるのはうれしいけど、その差に少しがっくりしちゃうことも…….。
今回も「学者」にして「投資家」、東大教授でありながら一代で巨万の富を築き上げた明治の伝説の大富豪、本多静六博士!……の、DNAを(なぜか)受け継ぐ“静六ネコ”が、あなたのお金のギモンに答えます!それでは早速、事務職27歳のA子さんからの質問です。
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A子からの質問 -
毎月のお給料の振込通知、総支給額はけっこうなお金もらってる〜♡って思えるのに、
あたしの銀行口座に振り込まれる方のお金は、ガクッと金額が減ってて、
なんかものすごく損した気分になるんです!
お給料から最初に引かれちゃってる税金、年金、健康保険料、安くする方法はないんですか!?
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静六ネコ -
ないニャッ!(終了)
……と、言いたいところニャが、そーもいかないニャ。
料にかかる税金は、稼げば稼ぐだけ上がっていく仕組みなので、日本の会社で働いている限りは、どーすることも出来ないニャ。
年金や健康保険料も似たようなモノ。安く済ませる方法はニャイ。しかしニャ!
一度支払った金を返してもらう方法はある!
それは、確定申告ニャッ!ニャに? 確定申告って、会社員は関係ないんじゃないですか? だと?
ばっかもーん!!!(静六ネコ愛のネコパンチ)
会社員でも、一定の条件を満たせば確定申告で税金が戻ってくるんニャ!
例えば、ローンで家を買った、寄付をした、泥棒に入られて大金を盗まれた、災害にあった、などニャ。
病院に支払った金も、生計を一つにする家族全員分を合算して、医療費控除として金が戻る場合もあるニャ!
確定申告をするためには、領収書やローンの書類などが必要になってくるので、くれぐれも捨ててしまわないように注意するんニャぞ!
まとめ
お給料から天引きされる税金を減らすことはできませんが、確定申告で還付金として税金が戻る、これを知っていると知らないとでは大違いです。
会社員に確定申告は関係ないなどと思い込まず、過去5年分は遡って申請できますので、自分は何か該当しているか調べてみるといいですよ。
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■著:有我咲英
■ヴォイス